ワインに使われるメルローは、カリフォルニア州モントレーの南部の自社畑で栽培されています。2019年は、メルローのスタイリッシュで魅力的な特徴を、プラムとブラックベリーの鮮やかなフレーバーで表現しています。モカとバニラの香りが、エルダーベリー、ブルーベリー、プラム、ココアの複雑で統合された層へと広がり、しっかりとしたフレーバーでありながらソフトな印象です。
Ranch 32の葡萄畑は、モントレー内のサリナス・ヴァレーの西側にあります。この地域は毎日午後になると、モントレー湾から冷たい空気が流れ込み、しばしば翌日の午前中まで霧となって留まります。この自然の冷涼な気候が葡萄の生育シーズンを延ばし、フレーバーを複雑にして品種の特徴を際立たせています。
メルローは、夜のうちに、最適な熟度で収穫され、早朝にワイナリーに運ばれます。ワイナリーに到着後、丁寧に選果、除梗、破砕し、開放発酵槽で完全に発酵させます。次に、赤ワインの発酵中に泡立って表面に出来る皮や種の固いキャップを、1日に数回、優しくパンチングします。この作業により、皮が発酵中のワインと接触し、皮から色やフェノールが抽出されます。ステンレスタンクでの発酵後、澱引きし、フレンチオークとアメリカンオークで熟成します。
■ランチ32について
創設者アル・シャイドが、初めてカリフォルニア/モントレー郡の未開拓の可能性に気付いたのは、業界がまだ黎明期にあった1972年のことでした。当時は、栽培農家でそのブドウをすべて他のワイナリーに販売していましたが、現在では、自家風力発電100%で環境を守る本格的でエレガントなワインを造るファミリー・ビジネスへと発展しています。
ランチ32は、モントレーの容赦ない午後の冷たい風の通り道、アルが初めてブドウの木を植えた場所がランチ32の畑です。ランチ32は、モントレーの厳選されたAVAに位置する自社畑から最高のワインを紹介することを目的とした最強のコスト・パフォーマンスワインです。
- Ranch 32 Merlot[2019]
- アメリカ/カリフォルニア/モントレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- メルロー100%
- 750ml