このシャンパーニュは、まろやかでフレッシュな味わいによって、多くの人に親しまれるスタイルです。その繊細でエレガントな構造は、まさにゴッセのシャンパーニュを象徴しています!
■生産者のコメント
輝きのある黄金色。レモン・メレンゲ・パイの香りに始まり、ミラベル・プラムなどの黄色い果実が続きます。グラスの中で温度が上がるにつれて、プラムの香りに、ほのかな蜂蜜やトーストのニュアンスが加わってきます。
このシャンパーニュは、リッチさとボリューム感も感じさせます。ピノノワールが骨格と奥行きを与え、サンザシや白い花の香りが自然に溶け合い、柑橘類の酸味が全体を引き締めています。
■栽培について
フランス/シャンパーニュのアイ、ブジー、アンボネイ、ル・メニル・シュール・オジェなどから収穫したブドウが使用されています。ほぼグラン・クリュのみ。
■醸造について
収穫後、ブドウは品種ごと・村ごとにすべて分けてプレスされます。その後、村ごとにステンレスタンクで発酵を行います。アルコール発酵は18℃で約15日間かけて行われ、マロラクティック発酵は行いません。
およそ200種類の原酒を、12月にアッサンブラージュ(ブレンド)します。瓶詰めは翌年の3月から6月にかけて行われ、瓶内で48~60か月間熟成されます。ドザージュ8g/L。
■ゴッセについて
ゴッセ(Gosset)は、1584年にフランス・シャンパーニュ地方のアイ村で創業された、現存する最古のシャンパーニュ・メゾンです。創業者ピエール・ゴッセは、当初スティルワイン(非発泡性ワイン)を手がけていましたが、18世紀にスパークリングワインの製造へと転換。現在も家族経営を守りながら、伝統と革新を融合させた唯一無二のスタイルを貫いています。
ゴッセは自社畑を保有せず、アイ村を中心に半径30km圏内のグラン・クリュやプルミエ・クリュの畑から、70以上の村、200軒を超える栽培農家からブドウを調達しています。特にモンターニュ・ド・ランスやコート・デ・ブランの優れた区画を重視しています。
また、ゴッセはマロラクティック発酵を行わない製法でも知られています。一次発酵後、ワインを10℃以下に冷却することでマロラクティック発酵を抑制し、ブドウ本来のリンゴ酸を保持することで、キレのある酸と長い余韻をもたらします。
さらに、一般的なシャンパーニュの熟成期間が15か月程度であるのに対し、ゴッセでは最低48か月、平均で60か月以上の瓶内熟成を実施。これにより、酸味がまろやかになり、複雑で奥行きのある味わいが生まれます。
ゴッセのシャンパーニュは、ワイン・スペクテイターやデキャンターなどの著名なワイン評価誌で高得点を獲得しており、品質の高さが国際的に認められています。伝統を大切にしながらも進化を続けるゴッセのシャンパーニュは、今もなお世界中のワイン愛好家に支持されています。
- Gosset Grande Reserve Brut[NV]
- フランス/シャンパーニュ
- スパークリング ワイン色: 白甘-辛: 辛口
- ピノノワール、シャルドネ、ピノムニエ
- 750ml