商品情報
ジンファンデルは、創業者ミイェンコ・マイク・ガーギッチの故郷、クロアチアにもつながる品種。ガーギッチ・ヒルズでは、朝日を十分に受けながら午後遅くの強い日差しを避けられる、ナパ・ヴァレーのカリストガ地区にある自社畑で育てています。
チェリーやラズベリーの果実味が広がり、口当たりは柔らかく、余韻にはスパイスが感じられます。味わいに溶け込んだ酸との調和も楽しめる、ナパ・ヴァレーのジンファンデルです。
■このワインはこんな方におすすめ
・豊かな果実味と、しなやかな口当たりを備えた赤ワインがお好みの方
・ナパ・ヴァレーの自社畑で育てたジンファンデルを、造り手の背景とともに楽しみたい方
■生産者のコメント
チェリー、ラズベリー、ブラックベリーの香りが豊かに広がり、クランベリーやブラッドオレンジのニュアンスが重なります。口に含んだ最初の印象はしなやかで柔らかく、さまざまな赤系ベリーの風味と生き生きとしたタンニンが、口中に豊かな質感をもたらします。酸は味わいによく溶け込み、全体のバランスを整えています。
長い余韻にはスパイスがほのかに感じられます。生き生きとした味わいを備え、長年にわたる美しい熟成も期待できます。
■創業者の故郷とつながるジンファンデル
ジンファンデルは、マイクの故郷クロアチアにルーツを持つ品種です。マイクはカリフォルニアに渡った頃から、この品種と故郷のブドウとのつながりを考えていました。2001年、カリフォルニア大学デービス校とクロアチアの研究者によるDNA分析で、ジンファンデルとクロアチアの土着品種が同一であることが確認されています。
このワインは、ガーギッチ・ヒルズのスタイルを伝える「ナパ・ヴァレー・セレクション」のひとつ。自社畑のブドウを用い、食事に寄り添うバランスを大切にするシリーズです。
■ヴィンテージについて
2019年の年初、ナパ・ヴァレーでは平年を上回る雨が降り、ラザフォードの降水量は1270mmを超えました。土壌に残った水分と平年より低い地温によって、芽吹きの始まりは遅れました。春から夏にかけては穏やかな気温に恵まれ、8月に入るまでは極端な暑さがありませんでした。このワインのブドウは、10月7日から15日に収穫されています。
■栽培について
ジンファンデルは、カリストガの高台に位置する34エーカー(約13.8ヘクタール)の自社畑で栽培されています。5つの自社畑の中で最も温暖な場所で、ガーギッチ・ヒルズのジンファンデルを供給する唯一の畑です。
北東向きの畑は朝日を十分に受ける一方、午後遅くの強い日差しを避けられます。土壌は礫を含むローム土壌。こうした立地と土壌の組み合わせを生産者はジンファンデルに適していると考え、有機栽培でブドウを育てています。
■醸造について
ジンファンデル98%にプティ・シラー2%をブレンド。土着酵母を用いてステンレスタンクで発酵させ、果実の個性を保つため、早めに圧搾して果皮とワインを分離しています。樽香の影響が穏やかなニュートラルなフレンチオーク樽で18か月熟成し、2021年4月に瓶詰めしました。
総酸:5.3g/L
pH:3.97
アルコール度数:14.7%
■ガーギッチ・ヒルズについて
「パリ・テイスティングの立役者が築いた、自社畑のブドウ100%で造るワイナリー」
1976年の「パリ・テイスティング」で白ワイン部門1位となった、1973年シャトー・モンテレーナ・シャルドネ。そのワインを手掛けたのが、ガーギッチ・ヒルズの創業者ミイェンコ・マイク・ガーギッチです。翌1977年、コーヒー事業で知られるヒルズ家のオースティン・ヒルズらとともに、ナパ・ヴァレーのラザフォードにワイナリーを創業しました。
創業のきっかけは、パリ・テイスティングの後、世界に通用するワインを造りたいと考えたオースティンが、マイクに協力を求めたことでした。醸造の経験を持つマイクと、事業の経験を持つオースティンが力を合わせ、家族経営のワイナリーとして歩み始めました。
その歩みは、マイクの娘で社長兼CEOのヴァイオレット・ガーギッチと、栽培・醸造を統括するイヴォ・ジェラマズらに受け継がれています。ヴァイオレットは父の方針で、瓶詰め作業から分析、テイスティングルームまで、ワイナリーのさまざまな仕事を経験しました。クロアチアで工学を学んだイヴォは、1986年の渡米後にナパのワイン造りに魅了され、マイクの指導と大学での学びを通じて醸造の道へ進みました。
マイクが大切にしたのは、ブドウの品質を自ら管理するために畑を所有することです。アメリカン・キャニオン、カーネロス、ヨントヴィル、ラザフォード、カリストガに自社畑を持ち、それぞれの気候や土壌に合う品種を育てています。2007年には自社畑のブドウ100%によるワイン造りを反映し、名称を「ガーギッチ・ヒルズ・エステート」へ変更しました。
5つの自社畑は2006年までにオーガニック認証を取得し、2022年12月にはリジェネラティブ・オーガニック認証を取得しました。土を覆うカバークロップ、野鳥や昆虫、羊や牛などの働きも取り入れ、畑をひとつの生態系として育てる再生型有機農法に取り組んでいます。2006年には太陽光発電を導入し、大学と連携した畑の野鳥調査にも参加するなど、環境への取り組みを幅広く進めています。
醸造で重視するのは、畑の個性を表すための、必要以上に手を加えないワイン造りです。畑の生物多様性やブドウに自然に存在する酵母を大切にし、食事と楽しめるバランスを追求しています。
ラベルにも、創業者たちの背景が表されています。赤白の盾はマイクの故郷クロアチアを表す紋章、馬の図柄はヒルズ家の紋章の一部です。ふたつの図柄には、両家を等しくラベルに表したいという創業時の考えが込められています。
基本情報
| 英語名 |
Grgich Hills Zinfandel Estate Grown Napa Valley[2019] |
| 生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー |
| 生産年 |
2019 |
| 生産者 |
ガーギッチ ヒルズ エステート ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
| 品種 |
ジンファンデル98%、プティシラー2% |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
2024年デキャンター・ワールド・ワイン・アワード:92点、ザ・テイスティング・パネル:92点、ジェームズ・サックリング:90点 |