商品情報
創業者ミイェンコ・マイク・ガーギッチが、ロバート・モンダヴィのもとで手掛けた「フュメ・ブラン」のスタイルを受け継ぐ一本です。冷涼な自社畑のブドウを使い、樽熟成の辛口に仕上げています。
ライムやハーブの香りに、ジューシーな果実味ときりっとした酸が重なる、ナパ・ヴァレーのソーヴィニヨン・ブランです。口の中で広がる香味の複雑さと、ミネラル感が続く長い余韻も楽しめます。
■このワインはこんな方におすすめ
・きりっとした酸と、香味の複雑さを備えた辛口白ワインがお好きな方
・ナパで受け継がれてきた、樽熟成のソーヴィニヨン・ブランを味わいたい方
■生産者のコメント
フレッシュなライム、ヴァーベナ、グーズベリーの鮮烈な香りが広がります。口に含むとジューシーで香り豊かな味わいが広がり、生き生きとした酸が味覚を刺激します。味わいの中盤にかけて香味はさらに複雑さを増し、フレッシュなレモンやスターフルーツに、青リンゴやマンゴーのほのかなニュアンスが重なります。緻密な骨格が、輪郭のくっきりとした長い余韻へと導き、ミネラル感が持続します。
■フュメ・ブランの名前と背景
「フュメ・ブラン」は、「煙」を意味するフランス語にちなんで、ロバート・モンダヴィが名付けた名称です。1968年、ミイェンコ・マイク・ガーギッチはモンダヴィのもとで主任醸造技術者として働き始め、同ワイナリー初の「フュメ・ブラン」を手掛けました。
マイクは自身のワイナリーでも、かつての雇用主であり友人でもあったモンダヴィへの敬意とともに、樽熟成の辛口ソーヴィニヨン・ブランというスタイルを造り続けました。このワインは、その歩みを受け継ぎ、ガーギッチ・ヒルズのスタイルを伝える「ナパ・ヴァレー・セレクションズ」シリーズの一本として造られています。
■ヴィンテージについて
3年連続の干ばつの後、冬には恵みの大雨が降り、降水量はナパ・ヴァレーの平均を最大50%上回りました。例年になく涼しい春によって萌芽が遅れましたが、夏は適度に暖かく、極端な猛暑に見舞われることなくブドウが成熟しました。ガーギッチ・ヒルズ全体の収穫は、9月中旬には本格化し、11月1日まで続きました。生産者の記録の中でも特に長い生育期間のひとつとなった年です。なお、このワインの収穫日は2023年9月15日です。
■栽培について
ブドウは、サンフランシスコ湾に近い、ナパ・ヴァレー南端のアメリカン・キャニオンとカーネロスの自社畑で栽培されています。
粘土質土壌が水分を保持するため、灌漑を行わないドライ・ファーミングが可能です。冷涼な気候が成熟を緩やかにし、酸を保つことで、生き生きとした個性を備えたブドウが育ちます。生産者が栽培するソーヴィニヨン・ブランの約80%は、花の香りをもたらすムスケ・クローンです。使用するブドウは、リジェネラティブ・オーガニック認証を取得した自社畑で育てられています。
■醸造について
天然酵母を使い、フードル(大樽)と樽で2~3週間発酵させます。使用するフレンチオークの内訳は、約3400L(900ガロン)のフードル80%、ニュートラル樽20%です。ニュートラル樽で澱とともに6か月熟成させ、2024年3月に瓶詰めしています。
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
総酸:8.56g/L
pH:3.15
アルコール度数:12.5%
■ガーギッチ・ヒルズについて
「パリ・テイスティングの立役者が築いた、自社畑のブドウ100%で造るワイナリー」
1976年の「パリ・テイスティング」で白ワイン部門1位となった、1973年シャトー・モンテレーナ・シャルドネ。そのワインを手掛けたのが、ガーギッチ・ヒルズの創業者ミイェンコ・マイク・ガーギッチです。翌1977年、コーヒー事業で知られるヒルズ家のオースティン・ヒルズらとともに、ナパ・ヴァレーのラザフォードにワイナリーを創業しました。
創業のきっかけは、パリ・テイスティングの後、世界に通用するワインを造りたいと考えたオースティンが、マイクに協力を求めたことでした。醸造の経験を持つマイクと、事業の経験を持つオースティンが力を合わせ、家族経営のワイナリーとして歩み始めました。
その歩みは、マイクの娘で社長兼CEOのヴァイオレット・ガーギッチと、栽培・醸造を統括するイヴォ・ジェラマズらに受け継がれています。ヴァイオレットは父の方針で、瓶詰め作業から分析、テイスティングルームまで、ワイナリーのさまざまな仕事を経験しました。クロアチアで工学を学んだイヴォは、1986年の渡米後にナパのワイン造りに魅了され、マイクの指導と大学での学びを通じて醸造の道へ進みました。
マイクが大切にしたのは、ブドウの品質を自ら管理するために畑を所有することです。アメリカン・キャニオン、カーネロス、ヨントヴィル、ラザフォード、カリストガに自社畑を持ち、それぞれの気候や土壌に合う品種を育てています。2007年には自社畑のブドウ100%によるワイン造りを反映し、名称を「ガーギッチ・ヒルズ・エステート」へ変更しました。
5つの自社畑は2006年までにオーガニック認証を取得し、2022年12月にはリジェネラティブ・オーガニック認証を取得しました。土を覆うカバークロップ、野鳥や昆虫、羊や牛などの働きも取り入れ、畑をひとつの生態系として育てる再生型有機農法に取り組んでいます。2006年には太陽光発電を導入し、大学と連携した畑の野鳥調査にも参加するなど、環境への取り組みを幅広く進めています。
醸造で重視するのは、畑の個性を表すための、必要以上に手を加えないワイン造りです。畑の生物多様性やブドウに自然に存在する酵母を大切にし、食事と楽しめるバランスを追求しています。
ラベルにも、創業者たちの背景が表されています。赤白の盾はマイクの故郷クロアチアを表す紋章、馬の図柄はヒルズ家の紋章の一部です。ふたつの図柄には、両家を等しくラベルに表したいという創業時の考えが込められています。
基本情報
| 英語名 |
Grgich Hills Sauvignon Blanc Fume Blanc Estate Grown Napa Valley[2023] |
| 生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー |
| 生産年 |
2023 |
| 生産者 |
ガーギッチ ヒルズ エステート ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口 |
| 品種 |
ソーヴィニヨンブラン100% |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
ワイン・エンスージアスト:91点 |