商品情報
カリフォルニアのソノマ・コーストに畑を構えるハーシュ・ヴィンヤーズ。太平洋を望む自社畑のうち、シャルドネを育てているのは、合わせて約1.6haの二つの小さな区画です。
2024年は、グラスの中で空気に触れるにつれ、レモンカード(レモンのクリーム)やスイカズラの花を思わせる香りが開きます。味わいはミディアムボディで、口当たりには生き生きとした張りがあり、ほのかな塩気も感じられます。
■このワインはこんな方におすすめ
・ハーシュのピノ・ノワールがお好きで、同じ造り手のシャルドネも味わってみたい方
・レモンカードや花の香りと、ほのかな塩気を楽しめるミディアムボディの白ワインがお好きな方
■生産者のコメント
2024年のハーシュ・シャルドネは、豊かさの中に奥ゆかしさも感じられる、引き込まれるような香りが魅力です。空気に触れると、レモンカード、スイカズラの花、繊細なカスタードクリームを思わせる香りが現れます。ほのかに感じる塩気が、太平洋を思い起こさせます。
味わいはミディアムボディ。口当たりには生き生きとした張りがあり、落ち着いた印象の中にもふくよかさが感じられます。若いうちから楽しめるうえ、セラーでの熟成による変化も期待できるヴィンテージです。
■おすすめの飲み方
ハーシュがシャルドネに勧める提供温度は約13~14℃。冷やしすぎず、グラスの中でゆっくりと開いていく香りをお楽しみください。
■ネッビオーロを植えるはずだったシャルドネ畑
ハーシュの最初のシャルドネ畑が生まれたのは1994年。創業者デイヴィッド・ハーシュは、自宅の上方にある岩の多い急斜面に、約1ha(2.5エーカー)の植樹用地を整えました。勾配は40%。当時バローロに魅せられていたデイヴィッドが、ここに植えようと考えていたのはネッビオーロでした。
その計画を変えるきっかけをつくったのが、当時ハーシュのピノ・ノワールのブドウを購入していた、ウィリアムズ・セリエムのバート・ウィリアムズです。バートの勧めで、デイヴィッドはジョー・ロキオリから譲り受けた挿し穂を使い、この斜面にシャルドネを植えました。
1997年から2000年までは、ウィリアムズ・セリエムがこの畑のブドウでシャルドネを造りました。ハーシュはキスラーにも、2005年までブドウを供給しています。
2002年には、最初の畑から丘を一つ越えた第12区画の砂岩の斜面に、約0.57ha(1.4エーカー)のシャルドネを追加植樹。2006年、この二つの区画のブドウから、初めてハーシュの名を冠したエステート・シャルドネが造られました。
■ヴィンテージについて
2024年は冬から春先にかけて寒く雨が多く、ハーシュの畑ではブドウの芽吹きが平年より約1週間遅くなりました。開花期には天候に恵まれ、結実は良好。7月の熱波も、海に近いこの畑では太平洋の影響で暑さが和らぎました。8月は暖かく穏やかな天候が続き、農場全体の収穫は8月28日に始まり、9月の第2週に終了。収穫期間中は雨や厳しい暑さに見舞われることもなく、好条件のもとでブドウを収穫できました。
■栽培について
ブドウはすべて、ウエスト・ソノマ・コーストの中に位置するフォート・ロス・シーヴューの自社畑で育てたものです。シャルドネを栽培するのは、標高約366mにあるブロック10とブロック12-2Bです。最初に植樹したブロック10は、岩と粘土が混じる淡いピンク色の土壌が特徴。一方、ブロック12-2Bがある第12区画は砂岩の斜面です。どちらの区画でも、環境に配慮した栽培を行っています。
■醸造について
収穫したブドウを直接圧搾し、果汁をフランス産と東欧産のオーク樽に移しました。酵母はどの工程でも添加せず、アルコール発酵とマロラクティック発酵はいずれも樽内で行っています。澱の攪拌は行いません。オーク樽での熟成期間は11か月、新樽比率は25%です。樽熟成後、澱を残してワインをステンレスタンクに移し、さらに1か月置いてから、2025年8月に瓶詰めしました。
アルコール度数:13.5%
生産量:1200ケース
■ハーシュ・ヴィンヤーズについて
「区画ごとのワインを味わい、畑を知る。ソノマ・コーストの父と娘のワイン造り」
創業者のデイヴィッド・ハーシュは、もともと衣料の仕事に携わっていました。1970年代、たびたびフランスを訪れるうちにブルゴーニュのワインに親しみ、ピノ・ノワールとシャルドネが、育った土地の違いを味わいに映すことに惹かれていきます。1978年、カリフォルニアのフォート・ロスで、太平洋を望む尾根に広がる牧羊地と出会い、1980年に最初のブドウを植えました。
太平洋とサン・アンドレアス断層に近いこの土地では、土壌も斜面の向きも場所によって異なります。そこでハーシュでは、約29ha(72エーカー)のブドウ畑を67の区画に分け、それぞれに合った栽培を行っています。
デイヴィッドが自ら醸造を始めたのも、畑をもっとよく知るためでした。区画ごとにワインを仕込み、味わいを比べると、土壌や気候の違いだけでなく、その年に畑で下した判断がブドウにどう表れたかも見えてきます。そこで学んだことを、次の年の栽培に生かしています。
娘のジャスミンは2008年に家業に加わり、2015年に総支配人に就任。2019年からは醸造も担っています。醸造顧問のマイケル・クルーズとともに、その年に収穫したブドウの状態を見極め、手を加えすぎず、区画ごとの持ち味を生かすワイン造りを続けています。
栽培を支えるのは、30年以上にわたってこの畑を管理してきたエヴェラルド・ロブレドが率いるチームです。メンバーはハーシュ一家と同じ農場で暮らし、日々の天候の変化を肌で感じながら畑を手入れしています。農場で得られる資材も活用し、一本一本の樹に手をかける。その仕事が、ハーシュのワインを畑から支えています。
基本情報
| 英語名 |
Hirsch Vineyards Estate Chardonnay[2024] |
| 生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト |
| 生産年 |
2024 |
| 生産者 |
ハーシュ ヴィンヤード ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口 |
| 品種 |
シャルドネ |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
ワイン・アドヴォケイト:93点アントニオ・ガッローニ:94点、ジェームズ・サックリング:97点 |