商品情報
オーストラリアを代表するシャルドネのひとつ、ジャコンダ・エステイト・ヴィンヤード・シャルドネ。
オーストラリアのファインワイン市場で知られるラングトンが発表する「オーストラリア・ワイン格付け 第8版」では、最上位「1st Classified」に選ばれた21銘柄のひとつです。
ヴィクトリア州ビーチワース、標高400m超に位置する自社畑から生まれるシャルドネ。2023年は白桃やピンクグレープフルーツ、ブラッドオレンジ、グラファイトなどが重なる複雑な味わいと、緊張感のある酸、長い余韻を備えています。
■このワインはこんな方におすすめ
・スモーキーな香りに白桃や柑橘が重なる、複雑なシャルドネがお好きな方
・開栓後の香りの変化と、張りのある酸、長い余韻をじっくり楽しみたい方
・熟成を視野に、評価の高い2023年のオーストラリア産シャルドネを選びたい方
■テイスティング・コメント
ワイン・アドヴォケイト:98+点
2023年のエステイト・ヴィンヤード・シャルドネは、スモーキーでナッツを思わせ、旨みを感じさせる還元的な香りが豊かに立ち上がります。並べて試飲した2022年に比べると、2023年はエキゾチックさや柔らかな印象が控えめで、より緊張感があり、輪郭のはっきりしたスタイルです。
両者とも、同時に試飲した2021年のような並外れた、別世界を思わせる個性は備えていません。それでも、この3つのヴィンテージの違いを感じることは、ジャコンダのシャルドネを3ヴィンテージ同時に開けることと、ほとんど同じくらい心躍る体験です。
2023年は、開けてから時間がたつほど良くなり、白桃、カレーリーフ、ピンクグレープフルーツを思わせる酸、ブラッドオレンジ、コーヒーの粉、グラファイト、マスタードシードのニュアンスが現れます。なんというワインでしょう。その風味の強さには驚かされます。味わいが口中を貫くように広がり、長く記憶に残ります。
還元的な香りは余韻を窮屈にするどころか、身体の感覚に訴えかけ、さらに飲んでその感覚を満たしたくなるほどです。アルコール度数13.5%、スクリューキャップ。
評価者:エリン・ラーキン
公開日:2025年4月11日
飲み頃の目安:2025~2043年(ワイン・アドヴォケイト)
■ヴィンテージについて
2023年は、ラ・ニーニャの影響を受けた2021~2023年の3ヴィンテージを締めくくる、比較的冷涼な年でした。リック・キンズブルナーは、2021年の力強さと、2022年に見られた果実味やマッチを思わせる要素を、より控えめな形であわせ持つワインと捉えています。
■栽培について
ヴィクトリア州北東部、ビーチワースにある標高400m超の自社畑で栽培しています。シャルドネを植えているのは、直射日光の影響を比較的受けにくい、冷涼な南向き斜面。ゆっくりと成熟することで、複雑な風味と自然な酸を育みます。
花崗岩質のロームの下には、風化した砂礫と粘土が広がります。粘土はブドウ樹へ水分をゆっくり供給し、肥沃すぎない土壌が自然に収量を抑えます。小さな谷を抜ける風も、健全な果実を育てる助けとなっています。
自社畑は2018年から、BDRI(バイオ・ダイナミック・リサーチ・インスティテュート)の有機認証を取得。暑い年も、必要な場合に限って点滴灌漑を行い、収穫は早朝の涼しい時間帯に手摘みで進めます。
■醸造について
ジャコンダのシャルドネ造りでは、手摘みしたブドウを軽く破砕し、バスケットプレスで圧搾します。発酵・熟成にはフレンチオーク樽を用い、新樽は約30%を組み合わせるのが基本です。
野生酵母で発酵させ、自然の乳酸菌によるマロラクティック発酵を行います。ワインの移送には主に重力やガス圧を使い、ポンプなどによる機械的な操作をできるだけ抑えています。
発酵と熟成を支えるのは、花崗岩を掘り抜いた地下カーヴ。年間を通じて約17℃に保たれ、自然に高い湿度を備えた環境です。亜硫酸の添加は最小限とし、瓶詰め前のろ過は行いません。
■ジャコンダについて
「機械工学からワイン造りへ。ビーチワースで育む、父と息子のシャルドネ。」
ジャコンダを始めたリック・キンズブルナーは、もともと機械工学の技術者でした。1970年代初めにワインに関心を持ち、ニュージーランド、カリフォルニア、ヨーロッパへ。カリフォルニア大学デイヴィス校で学び、スタッグス・リープ、シミ、マタンザス・クリーク、ボルドーのムエックス・グループなどで経験を重ねました。
1980年にオーストラリアへ戻ると、ブラウン・ブラザーズで醸造に携わりながら、ヴィクトリア州北東部の山々の麓、ビーチワースに土地を購入。1982年に植樹を始め、1987年には1986年のシャルドネと1985年のカベルネ・ブレンドを初めてリリースしました。エステイト・シャルドネは、ジャコンダの初期から造り続けられているワインです。
2007年ヴィンテージからは息子ネイサンもフルタイムで加わり、醸造とワイナリー運営を支えています。2008年には、花崗岩を掘り抜いた地下カーヴを整備しました。
リックが重視するのは、造り手の技術が土地やその年の個性を覆い隠さず、ワイン全体のバランスを整えること。ビーチワースの自社畑で育った果実を、野生酵母や樽、地下カーヴという環境の中で丁寧に育てる。その考え方が、ジャコンダのワイン造りを貫いています。
基本情報
| 英語名 |
Giaconda Chardonnay Estate Vineyard[2023] |
| 生産地 |
オーストラリア/ヴィクトリア/ビーチワース |
| 生産年 |
2023 |
| 生産者 |
ジャコンダ ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口 |
| 品種 |
シャルドネ |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
ワイン・アドヴォケイト:98+点ジェームス・サックリング:98点 |