商品情報
キスラー・ヴィンヤーズを創業したスティーヴ・キスラーが、冷涼なソノマ・コースト西端で手掛けるオクシデンタル。このワインは、太平洋に近い3つの自社畑で育てたピノ・ノワールをブレンドした一本です。
ラズベリーやザクロ、ブラッドオレンジを思わせる果実に、アヤメやハイビスカス、スパイスの香り。口に含むとジューシーな赤系果実が広がり、塩味のニュアンスと整ったタンニンが輪郭を与え、長い余韻へと続きます。
3つの畑の個性を重ねながら、明るい果実味とエネルギー、奥行きを備えたピノ・ノワールに仕上げられています。
■生産者のコメント
2024年のフリーストーン・オクシデンタルは、単一畑のピノ・ノワールと同じ醸造手法で造られています。透明感があり、明るく、口中を潤すような味わい。ほのかな塩気を伴い、余韻には塩味を帯びたミネラル感が続きます。ジューシーな赤いベリーを思わせ、明るく若々しい赤系果実と塩味の要素が、繊細さとエネルギーのほぼ理想的なバランスを形づくります。
口中では輪郭が明瞭で伸びやかさがあり、美しく整ったタンニンとともに、生き生きとした長い余韻へ続きます。食事によく寄り添い、今から楽しめ、瓶内での熟成も期待できます。
■名前の由来
「フリーストーン・オクシデンタル」は、ワイナリーの畑があるソノマ・コースト西端のフリーストーン=オクシデンタル地区に由来します。この複数畑のキュヴェは、以前「ソノマ・コースト ピノ・ノワール」としてリリースされており、2015年ヴィンテージから現在の名称が使われています。
■3つの畑を束ねたピノ・ノワール
ブレンドされるのは、ボデガ・ヘッドランズ、ボデガ・リッジ、オクシデンタル・ステーションの3つの自社畑です。ボデガ・ヘッドランズは、太平洋からの風を受ける南西向きの尾根上に広がる畑。ボデガ・リッジは同じ尾根の高所にあり、急な南~南南東向き斜面を含みます。オクシデンタル・ステーションは、3つの畑の中で最も内陸に位置します。
3つの畑を組み合わせることで、繊細さ、凝縮した果実味、芳醇な香りを重ね、複雑さと深みのあるスタイルに仕上げられています。
■ヴィンテージについて
2024年は開花期の天候に恵まれ、沿岸部の畑で健全な収量を確保できました。生育期間は概ね穏やかで乾燥し、例年どおり9月中旬に収穫を開始できる暖かさがありました。収穫期に入ると気温が適切なタイミングで穏やかになり、長い収穫期間を確保。各区画を、ブドウが熟し始める早い段階と、沿岸特有の個性が最も明瞭になる時期が重なるタイミングで収穫できました。
スティーヴ・キスラーは、2024年のピノ・ノワールを、これまで造ってきた中でも特に畑の特徴が明確に表れたヴィンテージのひとつと評価しています。
■栽培について
オクシデンタルの畑は、ソノマ・コーストでピノ・ノワールを栽培できる西端部に位置します。太平洋から風と霧が直接入り、日中の気温は抑えられ、果実はゆっくり成熟します。
栽培では持続可能性を重視し、有機的な手法を多く取り入れています。在来のカバークロップを残し、葉かき、枝の誘引、摘果などを細かく行い、房に適切な日照と風通しを確保。収穫前にも未熟果を取り除き、区画ごとの風味、生理的な成熟、自然な酸、pHを見ながら収穫時期を決めます。
■醸造について
ブドウは夜間に手作業で収穫し、冷たい状態のままワイナリーへ運びます。房の状態で選果し、100%除梗した後、粒の状態でも再度選別。区画ごとに小型発酵槽へ入れ、意図的な低温浸漬は行わず、天然酵母で発酵させます。
パンチング・ダウンは、発酵熱を均一にするために必要な範囲で穏やかに実施。発酵後は圧搾せず、フリーラン果汁のみを重力でフランソワ・フレール社のフレンチオーク樽へ移します。新樽率は25%。天然の乳酸菌でマロラクティック発酵を行い、澱引きをせずに熟成した後、無清澄・無濾過で瓶詰めします。
■オクシデンタルについて
「ソノマ・コースト西端の冷涼な畑で、父から娘へ」
オクシデンタルは、キスラー・ヴィンヤーズを1978年に創業したスティーヴ・キスラーが、ソノマ・コースト西端のフリーストーン=オクシデンタル地区で始めた、家族経営のピノ・ノワール・プロジェクトです。
スティーヴはリッジ・ヴィンヤーズで働いた1970年代から沿岸産ワインの個性に惹かれ、1992年にテイラー・レーンのスマ・ヴィンヤードのピノ・ノワールを味わったことを機に、この冷涼な海洋性地域の可能性を確信しました。
1995年に最初のオクシデンタル・ヴィンヤードを植樹し、1999年にボデガ・ヘッドランズ、2008年にボデガ・リッジを取得。2011年にオクシデンタルを設立し、2013年には太平洋を望むボデガ・リッジに専用ワイナリーを完成させました。
長女キャサリンは2017年に本格的に加わり、2022年からワインメーカーとして醸造と日々の運営を指揮しています。現在、ワイナリーはキャサリンと妹エリザベスが所有し、約85エーカーのピノ・ノワール畑を栽培しています。畑には、ヴォーヌ・ロマネの2つのグラン・クリュ畑に由来する選抜系統をもとに、長年の試験を重ねて選び抜いた独自のフィールド・セレクションを使用しています。
海に近い厳しい環境でブドウを丁寧に育て、天然酵母、フリーラン果汁、穏やかな抽出によって、畑ごとの香りや果実味を引き出し、自然な酸と沿岸地域ならではの個性を明瞭に表すことを目指しています。
基本情報
| 英語名 |
Occidental Pinot Noir Free Stone Occidental[2024] |
| 生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト |
| 生産年 |
2024 |
| 生産者 |
オクシデンタル ワインズ ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口 |
| 品種 |
ピノノワール100% |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
ワイン・スペクテイター:93点ヴィノス:93点 |