商品情報
プロフェッツ・ロックが、セントラル・オタゴのベンディゴにあるホーム・ヴィンヤードの小さな一角から造る、わずか6樽のピノ・ノワール。ヴィンテージから最低5年を待ってリリースされる、希少なキュヴェです。
2018年の生産数は1668本。バラの花びらや赤・青・黒系果実の香りに、絹のようなタンニンと長い余韻が重なります。控えめな抽出で畑の個性を引き出し、樽熟成と瓶詰後の保管を経て送り出す一本。少量のワインにじっくり時間をかける、プロフェッツ・ロックの姿勢が表れています。
■生産者のコメント
歴史的に暖かいヴィンテージとなった2018年は、レトロスペクトとしてはやや軽やかな仕上がりです。チョークを多く含む粘土質土壌がもたらす、このワインらしい骨格、余韻の長さ、深み。そこにバラの花びらのような花の香り、赤・青・黒系の果実、ほのかな中東のスパイスが重なります。絹のようなタンニンに、柑橘を思わせる酸が一本の筋を通し、生き生きとした長い余韻へと続きます。
生産者は、リリース時にはデキャンタージュをして楽しむことをすすめています。また、2018年ヴィンテージを起点に10年以上にわたって楽しめると見込んでいます。
■2018年のヴィンテージ
春の訪れが早く、春から夏にかけての暖かさにより、芽吹き、開花、色づきがいずれも早く進みました。一方、2月1日の降雪を境に2月は非常に涼しくなり、収穫前の冷涼さが良好な酸を支えました。収穫は生産者にとって記録上最も早く、本品は2018年3月15日に収穫されています。
■栽培について
2010年の初リリース以来、ニュージーランドのセントラル・オタゴ、ベンディゴにあるホーム・ヴィンヤード内の同じ区画のブドウだけを使用しています。畑全体は標高320~390mに位置し、約65万年前に形成された急な氷河段丘に広がっています。この地域でも特に古い土壌を持つ畑です。
粘土と土壌中で生成した石灰が重なり、本品の区画では粘土層の下、深さ50cmに厚いチョーク層があります。7.5haのホーム・ヴィンヤードは1999~2001年に整備・植樹され、本品には急な前面斜面の東端に植えられた単一クローンのピノ・ノワールを使用。2018年ヴィンテージを迎える前にBioGroの有機認証を取得しています。
収量は30~35hL/haに管理。ブドウの重量では、1ha当たり約4tに抑えています。畑での仕事を、ワイン造りの土台に据えています。
■醸造について
手摘みしたブドウを除梗し、土着の野生酵母だけで発酵させます。小さな開放式タンクを使い、発酵中に手作業で行うピジャージュは1回だけという、非常に控えめな抽出を行います。樽熟成は17か月で、新樽の割合は35%。土着の乳酸菌によるマロラクティック発酵も行います。2019年11月12日の瓶詰後もセラーで大切に保管し、ヴィンテージから最低5年が経ってからリリースします。
アルコール度数は14.0%。Diamコルクを使い、すべてのボトルに手作業で番号を付けています。
■プロフェッツ・ロックについて
「黄金を探した丘で、土地の個性を磨くワイン造り」
ニュージーランド南島のセントラル・オタゴ。かつてゴールドラッシュに沸いたベンディゴの丘に、プロフェッツ・ロックの畑があります。その名は19世紀の金の探鉱者にちなむもの。1990年代後半に設立され、古い氷河段丘に畑を拓き、冷涼な土地の個性をワインに表してきました。
2005年に加わった醸造家ポール・プジョルは、マールボロからフランス、アメリカへと経験を広げた人物です。アルザスのクンツ・バーで、過度に手を加えず畑の特徴を引き出す姿勢を学びました。ブルゴーニュのフランソワ・ミエとの2009年からの協働も、果実を優しく扱う考え方を深める契機となっています。
ホーム・ヴィンヤードは、日差しを捉える北向きの急斜面と涼しい夜が特徴。片岩や石英に粘土、チョークが重なる土壌を持ちます。畑に残る屋根のない石小屋は、金を求めた時代の名残です。畑の違いを生かすため、土壌の健全さと生物多様性を重視し、醸造では果実の持ち味を覆わない樽の使い方を心がけています。
レトロスペクトは、そのホーム・ヴィンヤードの小さな一角の個性を、時間をかけて伝える一本です。
基本情報
| 英語名 |
Prophet's Rock Retrospect Pinot Noir[2018] |
| 生産地 |
ニュージーランド/セントラルオタゴ/ベンディゴ |
| 生産年 |
2018 |
| 生産者 |
プロフェッツ ロック ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
| 品種 |
ピノノワール |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
ワイン・アドヴォケイト:94点 |