ジェイ・シュラム・ノワールは、ピノノワール主体で造られるシュラムスバーグの最高峰スパークリング・ワインのひとつで、長期熟成を得てリリースされる逸品です!
このスパークリングワインは、シュラムスバーグの年間生産量のわずか2%という希少品。毎年、最上級のベース・ワインのみを厳選して使用し、丁寧に造り上げています。
収穫からリリースまで、9年もの時間をかけて完成する、このスパークリングワインは、フルーティでドライな味わいに加え、トースト香やクリーミーさが特徴です。その豊かな風味は、これからもさらに熟成を重ね、優雅な進化を遂げるでしょう。
■生産者のコメント
2014年のJ.シュラム・ノワールは、アプリコット、洋梨のコンポート、焼きリンゴの生き生きとした香りに、レモンカード、クリーミーな蜂蜜、バニラのニュアンスが加わります。
口に含むと、焼き桃のまろやかでジューシーな味わいが広がり、やがて熟したネクタリンやキウイの風味を伴う爽やかな酸味へと続きます。最後には、焼きたての酸味のあるパンやカスタードのニュアンスが余韻に広がります。
■ヴィンテージについて
2014年は、非常に乾燥した冬から始まりました。しかし、2月下旬から3月初旬にかけて十分な降雨があり、ブドウの木のストレスが軽減され、生育期の力強いスタートが可能となりました。暖かい春により早期の芽吹きが促され、収穫も例年より早まりました。
豊富な日照と涼しい夜間気温のおかげで、ブドウは熟した果実味と活き活きとした酸味のバランスが取れた状態に仕上がりました。その結果、果実は強い香りと深みのある風味を持つ高品質なものとなりました。
■栽培について
カリフォルニア州北部のノース・コーストエリアに位置するマリーン郡30%、メンドシーノ郡27%、ソノマ郡26%、ナパ郡17%で収穫されたブドウを使用しています。
■醸造について
ピノノワールが主体(81%)ですが、厳選したシャルドネ(19%)を少量ブレンドし、味わいに骨格と余韻を与えています。また、粘性と深みを与えるために、樽発酵を行い、マロラクティック発酵のロット(36%)もブレンドしています。
各ボトルは、ナパヴァレー/ダイヤモンド・マウンテン地区の丘の中腹にある歴史あるカーヴで、酵母とともに、8年3か月間熟成されます。この長期熟成により、熟成による風味やロースト香、キャラメルのような豊かさが育まれています。
その後、酵母は丁寧に取り除かれ、風味と構造のバランスを整えるために、徹底的な試験を経て決定された仕上げのドサージュが加えられます。アルコール度12.8%。
■シュラムスバーグについて
「カリフォルニアのスパークリングワインの名門」
1862年に創設されたシュラムスバーグ・ヴィンヤーズは、カリフォルニア州ナパ・バレーのカリストガに位置する歴史あるワイナリーです。その後、1965年にジャックとジェイミー・デイヴィス夫妻が再興し、カリフォルニアを代表する高品質なスパークリングワインの生産者として世界的に認められるようになりました。
シュラムスバーグのスパークリングワインは、フランス伝統の「シャンパーニュ方式(Methode Traditionelle)」を採用し、手作業による丁寧な造りが特徴です。ナパ・バレーの冷涼な気候で育まれた最高級のブドウを使用し、歴史ある地下洞窟で長期間熟成されることで、複雑で豊かな味わいを実現しています。
シャルドネから造られる「ブラン・ド・ブラン」を皮切りに、シュラムスバーグのスパークリングワインは歴代のアメリカ大統領の公式晩餐会で何度も使用されるなど、アメリカを代表するスパークリングワインとしてその地位を確立しています。
- Schramsberg J. Schram Noir[2014]
- アメリカ/カリフォルニア/ノースコースト
- スパークリング ワイン色: 白甘-辛: 辛口
- ピノノワール81%、シャルドネ19%
- 750ml