イーラスErath
ブルゴーニュへの熱い想いが造り上げたオレゴンピノ
イーラスは、1960年代後半にスタートしたしたオレゴン州/ウィラメット・ヴァレーのパイオニア的ワイナリー。主にピノノワールから造られる高品質のワインを手掛けています。
イーラスを手掛けるディック・イーラス氏は、サンフランシスコ出身。ブルゴーニュのピノノワールワインの虜となり、アメリカで同じような品質のワインを造りたいと最適な土地を探し続けた結果、オレゴンに辿り着きました。
UCデイヴィス校在学中の1967年、オレゴンのブドウを実験的に醸造してその品質を確信し、翌年オレゴン ウィラメット・ヴァレー北部のチャハレム・ヒルズに移住、20haの畑と丸太小屋で立てた家でワイン造りを開始しました。
1972年に216ケースのワインをリリースし、「シアトルワイン醸造協会」の品評会でゴールド・メダルを受賞。1976年にはダンディー・ヒルズに畑を取得し、醸造所を設立しました。2002年に現ワインメーカーのゲイリー・ホーナー氏をワインメーカーに任命。各畑のテロワールを生かした様々なワインをリリースしています。
イーラスの栽培・醸造について
ウィラメット・ヴァレーの中の6つのサブAVAの一つであるダンディー ヒルズは、太平洋から約65km内陸、標高は60~300kmと起伏に富む地形です。イーラスではここを中心に13の畑を所有しています。
ワインメーカーを務めるゲイリー・ホーナー氏はUCデイヴィス校で学び、ワシントン、オレゴンのワイナリーで醸造の技術を磨いた後、2003年にイーラス氏に招かれ、2006年から現職となりました。畑での収量制限、選果台の使用、フレンチオーク樽の使用など、テロワールを表現したワイン造りを行っています。