このピノノワールは、シー・フィールド ヴィンヤードから生み出されるレインの中で最もエレガントなワインです!!
ちなみに、この2021年には、とても高い得点をつけているワイン誌もあり、ジェブ・ダナック「99点」、ジェームス・サックリング「98点」を獲得しています。
■生産者のコメント
繊細で華やかなバラの花びら、オレンジの果皮、潰したザクロ、ラズベリーの香りと、森と海が出会う場所のエッセンスがグラスいっぱいに広がります。野イチゴ、冷涼な沿岸の森、湿った岩、海苔、ブラッド・オレンジのニュアンスが残ります。
口に含むと、野イチゴ、ほのかなスミレの花、そして、遠くから漂う白茶の香りが、果てしなく続くようなフィニッシュへと導きます。
■ヴィンテージについて
2021年は本当に素晴らしいヴィンテージでした。美しい生育期と、レインの農業理念に対するチームの揺るぎない献身の実現が重なり、レインが始まって以来、10年近く経ちますが、最も素晴らしいヴィンテージのひとつになりそうです。2021年の栽培期間中、レインのブドウ畑はかつてないほど健康で生き生きとしていました。
■栽培について
カリフォルニアのソノマコースト/フォートロスシーヴュー地区にあるシー・フィールド ヴィンヤード(約2ha)は、毎年、レインの中で最もエレガントなワインを生み出しています。
土壌は、多様な海洋性土壌と6600万年~2億年前に遡る破砕岩盤からなる「古代のシー・フィールド(かつて海だった土地)」です。また、シー・フィールド ヴィンヤードは、標高1000フィート(約305m)、太平洋から3マイル(約5km)未満の距離にある、レインで最も海に近く、かつ最高標高のピノノワールの栽培地です。
これらの要素が融合して、このシー・フィールド ピノノワールが誕生しています。
栽培は、オーガニック農法、再生可能農業やバイオダイナミクス農法を実践しています。ピノノワールのクローンは、ディジョン・クローン777。
■醸造について
野生酵母にて発酵(全房100%)。オーク古樽で熟成。清澄、濾過なしで瓶詰めしています。アルコール度12.5%。
■レインについて
モンダヴィ家の伝統が息づく、ソノマの生産者レイン(Raen)。
「世界に通用するカリフォルニア産のピノノワールを、自分たちの手で造りたい。」
そんな熱い思いから始まったプロジェクトがレインです。創設者は、カリフォルニアワイン界のサラブレッド、カルロとダンテ・モンダヴィ兄弟。彼らは、ロバート・モンダヴィの孫であり、父は「コンティニュアム」の創設者ティム・モンダヴィ。モンダヴィ家のワイン造りの伝統と革新の精神を継承し、2013年に、カリフォルニア/ソノマ・コーストにワイナリーを設立しました。
レイン(Raen)という名前は「Research in Agriculture and Enology Naturally」の頭文字を組み合わせたもので、彼らの農業とワイン造りに対する深い探究心を象徴しています。また、雨(Rain)が畑に降り注ぎ、いずれブドウの形に変わるという自然の循環も反映されています。まさに、自然と共生しながら、ピノノワールというブドウの個性を最大限に引き出すワイン造りを追求しているのです。
ピノノワールへの情熱は、父ティムと祖父ロバートから受け継いだもので、ティムが全盛期のロバート・モンダヴィ・ワイナリーで培ったブルゴーニュ・ワインへの愛情が、兄弟のワイン造りに大きな影響を与えました。レインのピノノワールは、ソノマ・コーストの厳しい気候条件の中で育ったブドウを使い、独特のミネラル感と複雑なアロマが際立つワインに仕上げられています。
レインのワインラベルは、フランスのワインを思わせるシンプルで洗練されたデザインが特徴です。これは、ワインに込められた産地やテロワールの個性を大切にし、ワイン自体が語る力を信じているカルロとダンテの想いが込められています。
ソノマの大地とモンダヴィ家の歴史が織りなす、世界に誇るピノノワールを、ぜひお楽しみください。
- Raen Pinot Noir Sea Field Vineyard Fort Ross Seaview[2021]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト/フォートロスシーヴュー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口
- ピノノワール100%
- 750ml