【ワイン・アドヴォケイト:100点】オーストラリアを代表するシャルドネの生産者ジャコンダの逸品!!
■生産者のコメント
黄金がかったライム・グリーンの色調。ジャスミンの花、白いネクタリン、グレープフルーツ、南姜の力強く凝縮したブーケに、控えめなピーティーでトースティなオークの香りが漂います。開くにつれて、火打ち石とマッチ棒の香りが加わり、この驚くべきアロマ・ショーにもう一層の深みを与えます。
幾重にも重なる白い果実が、口の中で力強く広がり、スパイスのニュアンスがミネラルの刺激的なフィニッシュに調和します。ワインの味わいは、アタックと精度がレイピアのように鋭く、長く続くキレとクリーンさ、そして鋼のような硬さがあります。
味わいの深みとテクスチャーの丸みは相当なもので、フィニッシュは引き締まり、風味豊かで、非常に満足感があります。セラーで、ヴィンテージから3~15年の熟成がおすすめです。
■栽培について
オーストラリア/ヴィククトリア州ビーチワースにある自社畑にブドウが使われています。環境に配慮した持続可能な方法で慎重に管理されていて、2018年からはthe Bio Dynamic Research Institute(BDRI)によるオーガニック認証を取得しています。
■醸造について
手摘みで収穫し、軽く破砕した後、バスケット・プレスにて圧搾し、グラヴィティ・フローのセラーで、野生養母にてオーク樽で発酵させます。その後、フレンチ・オーク(新樽30%)で18ヶ月以上熟成させています。マロラクティック発酵100%。スクリュー・キャップ。アルコール度13.5%。
■ジャコンダについて
ジャコンダは、リック・キンツブラナー氏が、オーストラリア/ヴィククトリア州ビーチワースにに設立したワイナリーです。
リック氏は、もともと機械エンジニアでしたが、1970年代にワインに興味を持ち、カリフォルニアやフランスなどで著名なワイン生産者のもとで修行を積みました。ボルドーでは、シャトー・ペトリュスの共同所有者であるムエックス・グループで経験を積んでいます。その後、オーストラリアに戻り、1987年に最初のワインをリリースしました。2007年からは息子のネイサン氏も家業を手伝っています。
ジャコンダのブドウ畑は標高400メートル以上の場所に位置し、アルプスの麓の冷涼な気候の恩恵を受けています。南向きの斜面にシャルドネが植えられており、ゆっくりと成熟することで複雑な風味と自然な酸味を実現しています。その他にもシラーズ、ネッビオーロ、ピノノワール、ルーサンヌなどの品種も手掛けています。また、ビオディナミ農法を採用しており、2018年からオーガニック認証を受けています。
ジャコンダでは、自然酵母による発酵やフレンチオーク樽での熟成など、伝統的な手法を取り入れつつ、現代的な技術も駆使しています。ワインはグラビティ・フローで処理され、ポンプや機械的な操作を最小限に抑えています。
ジャコンダのワインは、国際的なワイン評論家やコンペティションで高く評価されています。特にシャルドネは、「オーストラリアのグラン・クリュ」として絶賛され、100点満点の評価を受けたこともあります。また、ピノノワールやシラーズ、ネッビオーロなど他の品種も高く評価されており、リック・キンツブラナー氏は、世界のトップ・ワインメーカーの一人として知られています。
- Giaconda Chardonnay Estate Vineyard[2021]
- オーストラリア/ヴィクトリア/ビーチワース
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- シャルドネ
- 750ml