ケイマスCaymus

ケイマス早わかりポイント
- スペシャル・セレクションは、ワイン専門誌Wine Spectatorが“ワイン・オブ・ザ・イヤー”に史上唯一2度選出!
- 3世代にわたる家族の情熱で紡がれるナパ・カベルネ
- 甘美な味わいと驚異的な凝縮感を備えた味わいはまさに「ケイマス・スタイル」
“ワイン・オブ・ザ・イヤー”に2度輝いた、唯一のカベルネソーヴィニヨン


ケイマス・ヴィンヤーズ(Caymus Vineyards)は、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの中心部に位置する、カベルネ・ソーヴィニヨンの名門ワイナリーです。1972年の創設以来、家族経営を貫き、甘美な味わいと驚異的な凝縮感を備えた「ケイマス・スタイル」で、世界中のワインファンを魅了してきました。
その名を世界に知らしめたのが、フラッグシップである「スペシャル・セレクション」。豊かな果実味と構造の両立により、ナパ・ヴァレーを代表するカベルネとして確固たる地位を築いています。
ケイマス・ヴィンヤーズの歴史


ワグナー家は、フランス・アルザス地方にルーツを持ち、ワイン用のブドウ栽培に関わってきた家系。1906年にはカール・ワグナーがカリフォルニア州ナパ・ヴァレーのラザフォードに土地を購入し、ブドウの栽培を開始しました。
その後、息子チャーリー・ワグナーが畑を引き継ぎ、1941年には家族での農業を本格化。そして1972年、チャーリーと妻のローナ・ベル・グロス、息子のチャック・ワグナーの三人によって、ケイマス・ヴィンヤーズが正式に設立されました。
「ケイマス(Caymus)」という名前は、19世紀にこの地に存在した「ランチョ・ケイマス(Rancho Caymus)」という歴史的な地名に由来しています。これは、先住民族ワッポ族の村「カイマス(Kaimus)」にちなんだもので、1836年にメキシコ政府がラザフォード一帯を払い下げた際に使われた呼称です。ワイナリー名には、この土地への敬意と誇りが込められています。
ケイマスの代表作「スペシャル・セレクション」は、同ワイナリーを世界的に有名にしたカベルネ・ソーヴィニヨン。1984年と1990年のヴィンテージが、それぞれ1989年と1994年にWine Spectator誌の「ワイン・オブ・ザ・イヤー」に選出され、同じワインが2度この栄誉を受けた唯一の例として世界的な名声を獲得しました。
現在もチャック・ワグナーが経営の中心を担い、彼の子どもたちがそれぞれ独自のブランドを手がけるなど、ワグナー家のワイン造りはナパを原点に、カリフォルニア全域へと広がりを見せています。
ケイマス・ヴィンヤーズのブドウ畑について

ケイマス・ヴィンヤーズは、ナパ・ヴァレーにある16のサブ・リージョンのうち、8つのサブ・リージョンから収穫したブドウを使用。主に谷底と山の斜面に広がる、水はけがよく栄養分の少ない土壌でカベルネ・ソーヴィニヨンを栽培しています。
ブドウ栽培においては、一部でドライファーミング(乾式農法)を採用し、高密度植栽(中には1m×1mの間隔の区画も)や収量制限など、細かな管理が行われています。
こうした手法により、健康な樹から完熟したブドウのみが収穫され、ケイマスならではのリッチで凝縮感のある果実味を備えたワインが生まれています。
ケイマス・ヴィンヤーズの代表的なワイン
- ケイマス・カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー
「ケイマス・スタイル」と呼ばれる素晴らしく甘美な味わいと驚異的な凝縮感、ソフトな酸にココアパウダーのようなタンニンが特徴。長期熟成が可能でありながら、若いうちからも親しめるスタイル - ケイマス スペシャル セレクション カベルネソーヴィニヨン
ナパ・ヴァレー産カベルネ・ソーヴィニヨンの中から、特に優れた樽を選び抜いて仕立てられる限定キュヴェ。贅沢な果実味と奥深い味わい、長熟に耐える構造が魅力。1984年と1990年のヴィンテージが、Wine Spectator誌「ワイン・オブ・ザ・イヤー」に2度選出された、伝説的なカベルネ。
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