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メル ソレイユMer Soleil

「メール・ソレイユ」は、海(Mer)と太陽(Soleil)を意味し、ワイナリーの畑があるサンタ・ルシア・ハイランズの育成環境にちなんで付けられた名前です。

ワインメーカーのチャーリー・ワグナー2世はワグナー家の5代目の醸造家です。チャーリーという名前は、ケイマス・ヴィンヤーズの設立者でもあり、彼の祖父にあたるチャールズ・ワグナーに由来します。

メール・ソレイユは父親のチャック・ワグナーが、「ナパ・ヴァレー以外でも素晴らしいシャルドネを生産できるのではないか」と考え、設立したワイナリーで、息子のチャーリーがここで本格的にワイン造りを始めたのは彼が17歳の時です。彼はケイマス・ヴィンヤーズで父親のチャックから「ワグナー流」のブドウ栽培を学び、メール・ソレイユの2004年ヴィンテージからは完全に栽培と醸造を率いています。

また「ワグナー流」のブドウ栽培学の中でとっても大切なのが、畑のローテーション栽培。これは「輪作」と言われ、同一の畑に一定のサイクルで異なる種類の作物に植え替え、土壌の中の養分が不足したり、病虫害の発生を防ぐという昔ながらの思想です。メール・ソレイユのブドウ畑にはおよそ40ヘクタールほどのマイヤーレモンの樹が植えられていて、ブドウと同じ土壌で作られるこのジューシーで鮮やかな黄色をしたレモンの香りが、メール・ソレイユのワインにもほんのり感じることができます。

こうしてチャーリーは、サンタ・ルシア・ハイランズのブドウから最高級のワインを造るために、日々、サンタ・ルシア・ハイランズの自然に触れ、学び、テクニックを磨いています。

メール・ソレイユの畑
サンタ・ルシア・ハイランズがある、モントレー・カウンティの沿岸部は、朝晩の霧と日中の暖かさにより、高品質のシャルドネの産地として有名です。メール・ソレイユの自社畑は幅広いサンタ・ルシア・ハイランズのアペレーションの中でも、「これ以上奥に入ってしまうと霧が多くてブドウが腐ってしまうギリギリの境界線」のちょっと手前に位置します。このような「ギリギリ」の環境にブドウが置かれている為、メール・ソレイユのブドウはゆっくりとむらなく育成し、また、夕方に吹き込む風がブドウを適度に乾燥させ、「ワグナー流」に適した、リッチで複雑なブドウを収穫することが可能となります。

この畑は、サンタ・ルシア・ハイランズのシエラ・ド・サリナス丘陵地にあり、1988年に植えられた東向きの2つの異なる区画から成り立ちます。ここは、カリフォルニアの中で最も冷涼で乾燥したブドウ産地として知られます。

メール・ソレイユのワイン
メール・ソレイユでは、樽でワインを発酵させた「リザーヴ」と、コンクリートとステンレスタンクで発酵と熟成を行った「シルバー」の2つの異なるスタイルのシャルドネを同じ畑から収穫したブドウで生産しています。2つのワインの違いは醸造方法のみです。

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