ペッパーブリッジPepper Bridge
【ペッパー・ブリッッジ・ワイナリー】
ペッパー・ブリッジ・ワイナリーは自社畑から取れるブドウを用いワラワラ・ヴァレーの素晴らしいテロワールを生かしエレガントで最高の赤ワインを作ると言う使命のもとに設立されました。
【ロケーション】
ペッパー・ブリッジ・ワイナリーのあるワシントン州の東、ワラワラ・ヴァレーは世界的にみても良いぶどうを生育するのに最適な場所にあります。温暖で長い夏、日中とはうって変わる夜間の冷え込みはブドウの生育期間を長くする上でとても適しているのです。また、昼間、太陽の光を浴びて果実の中にしっかり蓄えられた糖分と夜間の気温の低下でしっかり形成された酸と果実味により卓越してバランスのとれたブドウが収穫できるのです。これこそがワラワラ・ヴァレーのワインがワシントン州の中でも特に際立っておいしいワインを産出する大きな要因だといえます。
【ワイナリー設立までの道のり】
ブドウ畑の徹底した管理はよいワインを作り出すのには必要不可欠です。ペッパー ブリッジ ワイナリーの経営者の一人であるノーム・マッキベンはペッパー・ブリッジ、セブンヒル、レ・コリンの3つのヴィンヤードのマネージメントを長年手がけています。ワラワラ・ヴァレー全体で1200エーカーほどのヴィンヤードがありますが、ノームの手がけるヴィンヤードは3つを合わせると700エーカー近い面積となります。現在もペッパー・ブリッジで使用するほか、50近い他ワイナリーへブドウを供給しています。
ノームの「上質なワインは良い畑から」の考えのもとにペッパー・ブリッジはまずこの3つの畑のブドウ作りから始まりました。現在、ペッパー・ブリッジ・ワイナリーのワインメーカーであるジーン・フランキー・ペレをブドウ作りの専門家として招きました。彼はナパのハイツセラーでアシスタントワインメーカーとして活躍していましたがペッパー・ブリッジ・ワイナリー設立のためワラワラ・ヴァレーへやってきたのです。
レオニティセラーズのギャリー、レコールN°41のマーティなどと協力してワラワラ・ヴァレーのテロワールを生かした最高のブドウ作りに励んだのです。 1997年、レイ、マイク、ヘスというパートナーを得たノームはワイナリー設立という長年の夢を現実のものとしました。優秀なワインメーカーのジーン・フランキー・ペレの協力のもと世界的にトップクラスのカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを造るためのペッパー・ブリッジ・ワイナリーが生まれました。
ワシントン州で初めての醸造段階に合わせて重力の重みを活用できるよう建物の高さが違うワイナリー設備を建設しました。この大変ユニークでワインにやさしい建物の造りにより、ブドウの皮やつぶされた種が原因と思われるワインの青っぽさ、苦味のあるタンニンなどがないワインが造れるのです。設立以来、毎年安定してエレガントで複雑味に溢れた濃厚かつ洗練された味わいのカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを造り続けています。