繊細で華やかな香りが際立つ辛口リースリング。フィンガー・レイクスのテロワール、ブドウ品種、そして、ドクター・コンスタンティン・フランクのワイン造りのスタイルを、最も純粋なかたちで表現した一本です。!
■生産者のコメント
香りは繊細でエレガント。キューカ・レイクの畑がもたらすフレッシュなライムジュースやシトラス、石油のようなミネラル感に、セネカ・レイクの畑由来のカンタロープ(マスクメロン)やアプリコットの熟したトロピカルフルーツのニュアンスが美しく調和しています。
生き生きとした酸味の奥に、豊かなボディと控えめなクリーミーさが感じられ、それがワインにエネルギーと明るさ、そして長い余韻をもたらしています。
やわらかなヤギのチーズ、ソテーやグリルでシンプルに仕上げた鶏肉や豚肉、軽く火を通した白身魚、サーモン、ホタテなどのシーフード、グリーンサラダ、さらには寿司などの和食ともよく合い、和洋を問わずさまざまな料理とともにお楽しみいただけます。
■栽培について
アメリカ・ニューヨーク州のキューカ・レイク、セネカ・レイク、そしてエリック・ヴォルツに位置する3つの畑で栽培されたブドウを使用しています。
キューカ・レイクの自社畑には、1958年にフィンガー・レイクスで初めて植えられたリースリングの他、1962年、1968年、1976年、1999年、2006年、2012年にリースリング(クローン88、90、11、318、239、49、110、38)を植樹。土壌は浅く、頁岩に由来し、ミネラル感や酸、エレガンスをワインにもたらします。
セネカ・レイクの自社畑には、2007年、2008年、2010年、2012年にリースリング(クローン90、356)を植樹。キューカ・レイクに比べて気温がやや高いため、果実はより熟した風味を呈します。また、キューカ・レイクを挟んだ向かい側にあるエリック・ヴォルツ畑のブドウも、一部使用しています。
■醸造について
収穫したブドウは除梗後、やさしくプレスされ、ステンレスタンクで温度管理のもと発酵されます。熟成には樽を使用せず、マロラクティック発酵も行いません。これにより、ブドウ本来の風味とフィンガー・レイクスのテロワールがより純粋に表現された味わいに仕上がっています。。アルコール度12.0%。
■ドクター・コンスタンティン・フランクについて
ヨーロッパ移民でありブドウ栽培博士のコンスタンティン・フランクによって、1962年にケウカ湖畔に設立されたワイナリーです。
コンスタンティン博士が、寒冷地であるニューヨークでヨーロッパのブドウ品種の栽培を成功させた「ヴィニフェラ革命」によって、ニューヨーク州でヨーロッパ系品種の高品質なワイン造りが本格的に始まりました。
現在は、地元コーネル大学とオーストラリアのアデレード大学に学びWSET Diplomaも持つ4代目のメーガン・フランクが指揮を執り、これからの時代のワイン消費を担うミレニアル世代の女性の一人として、ワイナリー経営にも手腕を発揮しています。
- Dr. Konstantin Frank Dry Riesling[2023]
- アメリカ/ニューヨーク/フィンガーレイクス
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- リースリング100%
- 750ml