世界中の評論家たちから高く評価される、ピオ・チェーザレを代表するバローロ。伝統と革新を融合し、バローロの真髄を体現した1本です。複数の自社畑の個性をブレンドして生まれるこのワインは、クラシックな構造美、調和のとれた果実味、そしてしなやかなタンニンが魅力です!
■生産者のコメント
このバローロは、クラシカルなスタイルを体現した1本です。すべての要素が見事に調和し、しっかりとした骨格とエレガンスを兼ね備えています。しなやかなタンニンと果実味のバランスが取れており、リリース直後から楽しめる親しみやすさがありながら、長期熟成にも耐えるポテンシャルを備えています。
単一畑表記こそありませんが、「普通のバローロ」とは呼べないほど、完成度の高い素晴らしいワインに仕上がっています。
■栽培について
使用されるネッビオーロはすべて、ピオ家が所有する自社畑のものです。バローロ地区の複数の村に点在する下記の畑から収穫されています。
【Serralunga d’Alba】Ornato、La Serra、Briccolina
【Grinzane Cavour】Gustava e Garretti
【La Morra】Roncaglie
【Novello】Ravera
【Monforte d’Alba】Mosconi
これら異なる村・畑の個性とテロワールをブレンドすることにより、バローロらしさを最大限に表現するという、伝統的かつ古典的な手法が採られています。
■醸造について
発酵はステンレスタンクにて行われ、果皮とともに25?30日間のマセラシオン(浸漬)を実施。その後、ワインはフレンチオークの大樽(ボッティ)と一部バリック樽を用いて、約30か月間熟成されます。アルコール度14.5%。
■ピオ・チェーザレについて
1881年、チェーザレ・ピオ氏によって創業された「ピオ・チェーザレ」は、イタリア・ピエモンテ州アルバに本拠を構える、130年以上の歴史を誇る老舗ワイナリーです。創業当初から「高品質なワイン造り」を理念に掲げ、バローロやバルバレスコの丘陵地帯に広がる自社畑のブドウを丁寧にブレンドするという、伝統的なスタイルを大切にしてきました。
現在では、日当たりに恵まれた約80ヘクタールの畑を所有。バローロではOrnato、Mosconi、Roncaglie、Gustava、Ravera、そして、バルバレスコではBricco di Treiso、San Stunet、Bongiovanni、Rocche Massalupoといった、名高い畑からブドウを収穫しています。
栽培はサステナブルな農法を基本とし、化学薬品は一切使わず、畑の生態系を守ることを最優先に考えています。ミツバチや益虫が育つ環境づくりや、最新の気象観測技術を活用した管理体制のもと、専属の栽培チームが年間を通じて一つひとつの畑を見守っています。
ピオ・チェーザレは、これまでに世界中のワインラバーや専門家から高い評価を受けてきました。特に4代目のピオ・ボッファ氏のもとで、ネゴシアンから“世界に誇る栽培家ワイナリー”として大きく飛躍。現在は娘のフェデリカ・ボッファさんと甥のチェーザレ・ベンヴェヌートさんが5代目としてその情熱を引き継ぎ、伝統を守りながら、未来に向けた新たな挑戦を続けています。
また、ピオ・チェーザレは、古代ローマ時代の城壁に囲まれたアルバ旧市街の中心に現存する唯一のワイナリーとして知られており、由緒あるその地の象徴として、村の紋章をラベルに記すことが特別に許されています。
- Pio Cesare Barolo D.O.C.G.[2020]
- イタリア/ピエモンテ/バローロ
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- ネッビオーロ100%
- 750ml