この「カルボーン」は、手に入りやすい価格でファヴィアの精神を引き継ぐ、ファヴィアの「セカンド」ワインです。
2016年秋に、ナパヴァレー/クームスヴィルにある1886年に建設された石造りのアントニオ・カルボーネ(英語読み:カルボーン)・ワイン・セラーのワイナリーを買い取り、ファヴィア専用のワイナリーにリノベーションしました。そして、その歴史ある名前を冠したファヴィアのセカンド・ワインをリリースしています。
リッチで凝縮感があるナパ・カベらしく、リリースすぐでも楽しめる仕上がりです。カベルネ・ソーヴィニヨンから黒系ベリー、カシスのニュアンスと、がっしりとした中心部にあるタンニンと濃厚な果実のパワーが導かれ、メルローからは、しなやかな口当たりと芳醇な果実味、カベルネ・フランからは複雑な深みとスパイスの要素がコーラスの様に響き渡ります。余韻には、更にアジア系スパイス、甘草、ドライ・ハーブなどの風味が複雑に幾層にも重なります。
ファヴィアの赤ワインの精神を引き継いだ入門ワイン。リリースすぐにでも楽しめ、更なる熟成も十分に期待できます。
ファヴィアとして調達する契約畑の葡萄を、その年によりセレクト。ファヴィアでは、オークヴィル(オークヴィル・ランチ)、クームスヴィル(メテオール、ザ・ラビット・ホール、ラ・コリネッタ)、アトラス・ピーク(ランチョ・チマイルス)の畑からワインを造っています。カルボーンもヴィンテージにより比率は変わりますが、葡萄はこれらの畑からとなります。
濃厚で凝縮したオークヴィル、果実と酸がバランスするクームスヴィル、力強いタンニンのアトラス・ピークのブレンドによりナパ・ヴァレーの持つ個性を十分に表現しています。
ステンレスと木製発酵漕で発酵の後、フレンチオーク樽にて約16ヶ月熟成。1度の重力による澱引きの後、人工的な清澄やフィルターがけは行わず、ボトリングしています。
■ファヴィア・エリクソン・ワイン・グローワーズについて
ファヴィア・エリクソン・ワイン・グローワーズは、アニー・ファヴィア&アンディ・エリクソン夫妻のコラボレーションにより生まれたブランドです。
アニー・ファヴィアは、デヴィッド・エイブリューの栽培管理会社で1998年から11年間働き、多くのことを学び、その間、スクリーミング・イーグルの栽培管理を担当も同社で担当しました。2003年にファヴィアを興し、2009年からフェヴィアに専念しています。
アンディ・エリクソンは、UCディヴィスの醸造学を修め、世界各国で修行を積んだ後、ハーラン・エステートで醸造家のキャリアをスタートし、2001年には、スタッグリンのワインメーカーに任命され、2003年に妻のアニー・ファヴィアと自らのブランドを立ち上げるまでスタッグリンに在任しました。ファヴィアと平行して、2006~2010年までハイジ・バレットの後任として、スクリーミング・イーグルに携わっています。そして、これまでに、オーヴィッド、ダラ・ヴァレ、マヤカマス、スポッツウッド、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズなど500以上のワイン・ブランドと関わって仕事をしているカリフォルニアを代表する醸造家の一人です。
ファヴィア・エリクソン・ワイン・グローワーズは、2016年秋にナパヴァレー/クームスヴィルにある1886年建設のAntonio Carbone Wine Cellarの醸造所を買取り、リノベーションし本拠地としました。今後がますます期待される生産者です。
- Favia Carbone Cabernet Sauvignon Napa Valley[2020]
- アメリカ/カリフォルニア/ナパ
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- カベルネソーヴィニヨン77%、メルロー13%、カベルネフラン10% おすすめカベルネソーヴィニヨンを見る
- 750ml