暑いカリフォルニアの夏、その昔、先住民達が避暑のために、この地に集まっていた事からその名がつきました。キャンプ・ミーティング・リッジは、無名だったソノマコーストの名を世界に広めた愛好家垂涎の最高級ヴィンヤードです。生産量が非常に少ない希少品です。
強い日差しによる凝縮した果実味と冷たい気候がもたらす酸味との絶妙のバランスです。自社畑、フレンチオーク発酵、フレンチオーク(新樽25%)にて熟成しています。アルコール度数13.5%。
■生産者コメント
重厚さと優美さのバランスが絶妙で、鮮やかな酸が、豊かなテクスチャーを際立たせ、ダイナミックな緊張感で口の中を活気づけます。海辺の爽やかな風を受け、砕いた岩のようなミネラルとレモン・ジャムが現れ、ミント、野生のフェンネル、暖かく乾いた草の甘く刺激的なハーブのアロマと引き立て合います。柑橘系の香りが、白いストーン・フルーツのニュアンスとレモンのコンフィの甘い苦味のバランスへと変化していきます。
■キャンプ・ミーティング・リッジ・ヴィンヤードについて
キャンプ・ミーティング・リッジ・ヴィンヤードは、太平洋に面した断崖絶壁の海岸沿いの稜線にあり、常緑樹の森に囲まれた場所にあります。そこで有機農法でブドウを栽培しています。標高は1150~1400フィート(約350~426m)で、微気候が複雑に入り組んでいるため、それぞれの小さなブロックは独自のペースで熟成し、収穫時はひとつひとつ手摘みしています。森を抜ける涼しい海風、霧氷の上の強い日差し、水はけのよい岩石質の土壌など、この土地ならではの組み合わせにより、ピュアな果実味、深い質感、魅惑的な風味を持つ生き生きとしたワインを生み出しています。
■フラワーズについて
ウォルト&ジョアン・フラワーズは、「ソノマ沿岸の気候は、ピノやシャルドネ相応しい」との信念を持ち、1989年にソノマ沿岸の斜面の畑でブドウ栽培をはじめました。当時、太平洋の寒流の影響を強く受けるソノマ沿岸のソノマ・コーストは、ブドウ栽培には適さない土地と言われ、ワイン産地としては、ほとんど見向きもされませんでしたが、最初に、フラワーズの畑の素晴らしい可能性に気づいたのはキスラーでした。
キスラーは、フラワーズの自社畑のブドウを買い、素晴らしいシャルドネを造ったことで、フラワーズの名は一躍世に知られるところとなりました。
そして、2008年、引退したフラワーズ夫妻から、畑とワイナリーを引き継いだのは、チリの名門「コンチャイトロ」の立役者である醸造家アグスティン・フネアスとそのファミリーでした。2012年には、ボニー・ドゥーンやリースなどで経験を積んだ醸造家シャンタル・フォーサンが着任し、献身的な働きによってフラワーズは、かつてないクオリティを体現し、現在は、より畑の特徴を反映しテロワールを表現したワイン造りを行なっています。
- FLOWERS Chardonnay Camp Meeting Ridge Vineyard[2021]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- シャルドネ100% おすすめのシャルドネを見る
- 750ml