生れ故郷であるBendigo(ベンディゴ)に戻り、自身のガレージワイナリーを立ち上げたXavier(ゼヴィア)。次に、彼がスタートしたのは自らのワイン作りを支える畑の新たなセレクションでした。
当初、オルタナティヴなFiano種で醸しの長い白ワインを作り始めた彼ですが、求めていたのは大袈裟ではなく、忍び寄る様な旨味とミネラリティ。2019は、紆余曲折を経て、シャルドネとソーヴィニヨンン・ブランのフィールドブレンドに辿り着きました(比率非公表)。
しっかりと完熟を待ったフルーツは、凡そ3日間のコールドマセラシオン。ホールバンチ プレスで果汁だけでなく、果皮や梗の旨味も抽出しています。発酵と熟成は10年以上使用されたフレンチオークの古樽。攪拌は極力いませんが、酵母を温度コントロールする訳ではない為、高い揮発酸が発生する可能性が垣間見えた時だけ樽を転がしてみたそうです。
相変らずジュースの美味しさが素直にボトルの中へ閉じ込められており、ガブ飲みスタイル。適度なマセラシオン由来の軽い渋みと旨味があり、パイナップルとレモンライムの香りが爽快です。
- Xavier Half Way to Heaven[2019]
- オーストラリア/ヴィクトリア/ギップスランド
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- シャルドネ、ソーヴィニヨンンブラン
- 750ml