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2005年にラファルジュが手に入れたボーヌの1級畑。チェリーや赤スグリなど赤い小さな果実のアロマがチャーミングに香り、果実味の中にタンニンが溶け込み、ストラクチャーもしっかり。穏やかでバランスのとれた酸味とアフターのミネラル感。ラファルジュらしいスタイル。

村のボーヌ寄りに位置する1級畑の中で、一際優れているのがエプノ。反対側の丘に君臨するリュジアンと比較して、タンニンは細やかでフェミニンなスタイルだが、土壌にはやはりクラス・ド・フェール（酸化した鉄分を多く含んだ小石）が見られる。リュジアンはパワフルすぎるという方にお薦めのクリマ。

ドメーヌの敷地内には樹齢の高いカシスの木が自生しており、この実を収穫してつくる。収穫したカシスに少量のフランボワーズを加え、スパイスとマールで6-8週間漬け込む。その後、果実を引き上げて、若干の糖を加えれば出来上がり。このレシピは初代の当主マレイ卿の妻、フランチェスカのレシピ。深みのあるカシスリキュールで甘いにもかかわらず、飲み口はさっぱりしていて、大変美味しい。

ドメーヌの敷地内には樹齢の高いカシスの木が自生しており、この実を収穫してつくる。収穫したカシスに少量のフランボワーズを加え、スパイスとマールで6-8週間漬け込む。その後、果実を引き上げて、若干の糖を加えれば出来上がり。このレシピは初代の当主マレイ卿の妻、フランチェスカのレシピ。深みのあるカシスリキュールで甘いにもかかわらず、飲み口はさっぱりしていて、大変美味しい。

マス・ブランはルーション地方のバニュルスに本拠地を置く、3代に渡り名声を保っている名門ドメーヌ。クロ・デュ・ムーランは、2002年に感嘆と共にリリースされたスペシャルキュベ。バニュルスの町に流れるLa Baillauryの川床に続く2ヘクタールの砂利の土壌に、ムールヴェードルとセコイアが9対1で植えられている。3樽のみ仕込まれたこのワインは、20年以上の熟成も申し分ない。

コート・ブロンド、コート・ブリュンヌ、ムートンヌの区画から、最高のブドウのみ厳選して造られるスペシャルキュヴェ。恵まれなかった年には造らない。色調は濃厚で深みがあり、香りは複雑。グリオット、ブラックベリー、スミレに、香ばしい焙煎香。肉感的でボリュームがあると同時に、骨格はしっかり。パワフルだがエレガンスも感じられる。アフターの余韻はすこぶる長い。

メルロ47％、カベルネ・ソーヴィニヨン47％、カベルネ・フラン6％。

メルロ37％、カベルネ・ソーヴィニヨン62％、カベルネ・フラン1％。

≪リュジアン≫がポマールの特級、≪グラン・ゼプノ≫がアペラシオンのお手本ならぺズロールは“アウトサイダー”である。ブラインドテイスティングで当てるのは難しい。型にはまらないタイプ。フローラルな香り、微妙に赤いベリー系の果実。骨格は軽く女性的。テクスチャーは柔らか。

2005年にラファルジュが手に入れたボーヌの1級畑。チェリーや赤スグリなど赤い小さな果実のアロマがチャーミングに香り、果実味の中にタンニンが溶け込み、ストラクチャーもしっかり。穏やかでバランスのとれた酸味とアフターのミネラル感。ラファルジュらしいスタイル。

≪ペリエール≫という言葉はブドウ畑に隣接した昔の石切り場に由来する。ミネラル感があり味わい深くストラクチャーがしっかりしている。十分に開かせ、1級にふさわしい複雑味を持たせるには数年寝かせた方が良い。

1999年からドゥヴヴェイが耕作する畑。ペルチュイゾは村の南部に位置する1級畑で、表土は深く、粘土が強い。しっかりとした深みのあるルビー。ラズベリー、ブルーベリー、ダークチェリーなど果実のアロマが華やかに感じられ、味わいもリッチでキメ細かなタンニンがストラクチャーを形作る。

トゥロンは著名なグレ―ヴの南に隣接するボーヌの1級畑。グレ―ヴよりも斜面は緩やかだが、モロの畑は樹齢50年の古木。ボディに厚みのあるワインを生み出す。ラズベリーや赤スグリなど赤い果実の香りがストレートに感じられ、力強さと繊細さを併せ持つ。