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ヴェルジッソンで最も暖かなクリュとされるクレの真下に位置する１級マレショード。一級に昇格時に６つあったリューディがどれもマレショードの名になったため、２０２２年より２つに分けた。ドメーヌの目の前にあるヴェルシェールに対し、マレショード・ル・バは道を挟んで向かい側の下部部分の畑。

２つの区画からなり、いずれも粘土石灰質の土壌。ややトロピカルなタッチの香り。口中では柔らかく、ふくよかさが感じられ、フルショームやモンテ・ド・トネールよりもグラが感じられる。パワフルさエレガントさを合わせ持つ。

粘土の強い土壌。南東向きの５つの区画からなる。シャブリに求められるあらゆる要素が詰まったワイン。フローラルさの中に柑橘系の果実とほんのりバニラ。ミネラル感があり、力強く、複雑で、余韻が長い。フルショームと並ぶ、偉大な1級畑。

丘の中腹にある30アールの小さな区画。4年から10年セラーでの熟成ポテンシャルをもつ。

丘の上部にふたつの区画をアッサンブラージュ。真南を向き、小石がごろごろ転がるテロワール。右岸の銘醸畑だけあって力強い。西洋サンザシを思わせるフローラルなニュアンスにレモンやライム、そしてスモーキーさ。口中ではしっかりしたミネラル感がストレートにアタック。長期熟成型。

モンテ・ド・トネールとよく似た粘土がちな土壌の、南西向き斜面に位置するクリマ。ただし、モンテ・ド・トネールと違って樽を使わずに醸造されている。白い花、レモンやライムの柑橘香。凝縮した果実味にミネラルが同居する。シャブリ名物の生のアンドゥイエットがぴったり。

４つの区画（ミノ、エピノット、セシェ、シャタン）のアッサンブラージュ。斜面は南東を向き、粘土と砂の混じった土壌。ピーチやパイナップルなどトロピカルな果実のニュアンスがあり、フルーティで寛容な味わい。適度なグラにミネラル感。寛容なスタイル。

南を向いたグラン・クリュの丘の斜面中腹に区画をもつ。典型的なキメリジアンの粘土石灰質土壌と理想的な日照条件が完成されたシャブリを生み出す。西洋サンザシのフローラルさ、グレープフルーツの果実香、そしてスモーキーさを伴うミネラル。鋼のようにがっしりしたボディ。長期熟成型の偉大なシャブリ。

1級ヴァイヨンの向かい側斜面に位置する３つの区画から。フローラルなアロマとミネラル感が際立つ。シンプルさの中に美しさを感じ取るわびさびの世界。

緑がかった淡いゴールド。白い花やミネラルみのあるアロマ。時間をかけて柔らかくなる味わい。クリーミーな質感が素晴らしいワインで、軽めの揚げ物や蒸し魚、卵料理や野菜のマリネ。カマンベールのような柔らかいチーズとも相性が良い。

明るいイエローの色調で、バターや焼きリンゴ、シナモンや蜂蜜等複雑みに富むアロマ。魚介類や鶏肉のクリーム煮、ヤギのチーズと相性が良い。

シレックス土壌。ルソー社の400新樽と1年樽を使用。2016年メゾンスタートから造る思い入れのあるキュヴェ。普通はフローラルでリッチなスタイル。『自分のものはサン・トーバンに似ているタイプで緊張感があります。』

美しく突出したミネラル感。口に含むとリッチな味わいが広がる。土壌は少し石灰を含む泥灰土で表面は土砂で覆われている。

レ・オー・デ・シャン（樹齢5年）とコンブ（60年）のブレンド。レ・オー・デ・シャンはシャサーニュのコミューンでマルク・コランではピノ・ノワールを作っていた。ジョゼフ・コランでも2017年だけ赤を作った。コンブはピュリニーのコミューン。合計0.7haで、割合は半々。

繊細でエレガント。樽香が控えめに香る。余韻にかすかな塩気を感じる。

シャサーニュ、ピュリニー、サントネ（少量）のコミューンから。熟成は、樽50％（新樽10％）、ステンレスタンク50％を使用。

シャテニエとは栗の木のこと。かつて栗の木が植わっていた場所なのだろう。比較的樹齢の高いシャルドネから得られる凝縮した果実味とミネラル感。リッチな味わいの中にもきれいな酸がバランスをとり、エレガントな味わいを作る。

ヴェルジッソンの岩山にすぐ近い畑で、斜面は真南を向いている。 おかげで非常にリッチで、豊満なプイィ・フュイッセに仕上がる。グレープフルーツ、パイナップル、蜂蜜、ナッツなどの豊かなフレーバー。ボリュームたっぷりの親しみやすい味わい。

ラ・ロッシュという、いかにもヴェルジッソンの岩山を思い起こさせる畑名。素晴らしいミネラルの風味がこみ上げると同時に、リッチな果実味も備える。グレープフルーツや蜂蜜の華やかな香り。力強く、余韻は長い。

ドメーヌのフラッグシップ。1934年植樹のシャルドネから、緻密で複雑、フィネスに富んだワインが生み出される。畑はソリュトレの岩山と同じ斜面にあり、北東向き。そのおかげで酸とミネラルが保たれ、深く長い余韻がもたらされる。