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カラッタ ワインズKaratta Wines

南オーストラリアの冷涼地、ライムストーンコーストのローブにあるブティックワイナリー。沿岸にほど近く、石灰質上層を赤土”テラ・ロッサ”土壌が覆う場所に2つの自社畑を所有し、冷涼気候を生かした特徴的な酸味をもつエレガントなワインが造られます。

カラッタ・ワインズは、南オーストラリア州ローブで牧畜業を営んできたワイン愛好家のデイヴィッド&ペグ・ウッズ夫妻が90年代後半ブドウ畑を興し、ワイナリーを所有したことに始まります。 ウッズ夫妻は1858年に建てられた由緒ある知事の公邸「カラッタ・ハウス」を1988年に購入、その邸宅にちなんで自らのワイナリーを「カラッタ・ワインズ」と名付けました。

ローブ(ライムストーン・コースト)
ローブは首都アデレードから南へ350km離れたライムストーン・コーストに位置し、ワイン産地マウント・ベンソンに隣接します。美しい海岸線が伸び、南オーストラリア屈指のリゾートや保養地としても知られます。ワイン産地としての歴史は新しく、ブドウ栽培が本格的に始まったのは1990年に入ってからのこと。ワイナリーが5つほどのごく小さな産地です。

南氷洋の影響を強く受け、春から夏にかけて海風が吹き込むことで、空気が冷やされるため、ブドウはゆっくりと成熟し、しっかりした酸が形成されます。沿岸部の丘陵地は石灰質の砂質土壌、沿岸部平地はレンジナ(肥沃な褐色した土)、そして随所にテラロッサ(赤土)土壌が見られます。

2つの自社畑
●テニソン・ヴィンヤード(TenisonVineyard)
1997年に植え付け。ウッズ家が20年以上に亘り農場を所有していた場所で、酪農場の東に面した斜面。古代の石灰岩質を赤土(テラ・ロッサ)の粘土層が覆う。凝縮した果実を生みます。

●12マイル・ヴィンヤード
1994年に植え付け。砂質ローム層。南氷洋から12マイル(約19km)の場所にあることからその名が付けられた。海洋性気候の影響を強く受け、海から吹き流れ込む涼風により、ブドウの生育期間が長く、ブドウのタンニンと酸のバランスが理想的で、上質でエレガントなワインが生まれます。現在有機栽培に転換、2017年にはスパークリングワインも造られました。

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