テール ルージュ アンド イーストン ワインズTerre Rouge and Easton Wines
シェラ・フットヒルズのローヌスペシャリティ
サンフランシスコで30年間にわたり、ワインの小売業をしていた、ビル・イーストンは、80年代半ばにアマドール・カウンティ、シェナンドア・ヴァレーにテール・ルージュ・アンド・イーストン・ワインズを立ち上げました。
ワイナリーとヴィンヤードはシェラ・ネバダ山脈の麓にあり、この一帯が花崗岩土壌の赤土であることから、それがら「テール・ルージュ(赤い土壌)」となっています。
1850年代にはゴールドラッシュに湧いたこのワイン産地は、1920 年代禁酒法により衰退、70年代に復活しました。標高が高く、強い日差しと昼夜の寒暖差が特徴です。テール・ルージュ・アンド・イーストン・ワインズの自社畑および契約畑はシエラ・ネバダ⼭脈を背にした南北200kmに及ぶシエラ・フットヒルズ内4つの地区(プレイサー、エル・ドラド、アマドール、カルカヴェラス)にまたがり、畑の多くが標高300m以上に位置し、内陸部の高気温と昼夜の寒暖差により、酸が保持されます。
イーストンはアマドール・カウンティに昔から植えられていたローヌ品種を専門に植え、自らが好むスタイリッシュなヨーロピアン・スタイルのワインを造っています。イーストンはブドウの健全な育成を目指し、オーガニック育成で栽培し、ヴィンヤード周辺の土地においても環境にやさしい保全型プログラムにも参加しています。さらにワイナリーには、ソーラーシステムを導入するなど、エネルギー資源管理にも取り組んでいます。
多様なスタイルと個性溢れるワイン
「テール・ルージュ」と自身の名を冠した「イーストン」(カベルネ、ジンファンデルが中心)の2つのブランドで、低価格レンジのハウスワインから単⼀畑のプレミアムまで幅広いラインナップのワインが造られます。
プレミアムレンジのほとんどは年産600ケース以下の少量生産で、その多くは樹齢30年以上の古木のブドウです。
⼀般的にシエラ・フットヒルズのワインは鉄分と野性味を帯びた土っぽい風味があるといわれますが、 テール・ルージュの⼀連の赤ワインは生肉と上品なスパイシーな風味を備え、バランスのとれた調和的な味わいが特徴です。
シャトー・ヌフ・デュ・パプをイメージさせる“ロートル”は、樹齢 60年以上のグルナッシュを主体にしたGMSブレンドで、2年間の瓶内熟成を経てリリースされるワイナリーのフラッグシップです。
受賞経歴
・Wine Enthusiast 「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー 2016」ノミネート
・Wine&Spirits 「TOP 100ワイナリー 2016」受賞