リッジ ヴィンヤーズRidge Vineyards

大塚製薬が保有。世界を魅了する最高峰のワイン
リッジ・ヴィンヤーズは、米国カリフォルニア州を代表する名門ワイナリーで、1986年より大塚製薬株式会社が保有しています。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。
ワイン造りのアプローチは、伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培、ワイン醸造の両面において極力自然なプロセスを導いてやるというもの。不世出の天才醸造家にしてリッジの象徴でもある総帥ポール・ドレーパーは、40年以上にもわたって、極めてバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。リッジは、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも、創立以来一貫してこだわり続けており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
リッジが手掛けるワインに用いられるブドウは、カベルネ・ソーヴィニョンほかボルドー原産の黒ブドウ数種と、アメリカを象徴する黒ブドウのジンファンデル、そして白ワインの女王シャルドネなど。ワイナリーは2箇所、サンフランシスコの南、シリコン・ヴァレー近くのサンタ・クルーズ山脈中と、サンフランシスコの北、ジンファンデルの本場ソノマ郡にあります。
パリ対決30周年記念テイスティングで、堂々1位に!!

パリ対決とは?
1976年5月24日に、イギリス人ワイン商のスティーヴン・スパリュアが行った伝説的なブラインドテイスティングのこと。
最高クラスのボルドー赤/ブルゴーニュ白と、カリフォルニアのカベルネ/シャルドネを、フランスワイン業界の重鎮たちが比較試飲・審査したというものである。
当時のカリフォルニアワインはまったく無名の存在。誰もがフランスの勝利を信じて疑わなかった中、赤ではスタッグス・リープ・ワイン・セラーズのカベルネ1973が、白ではシャトー・モンテリーナのシャルドネ1973がそれぞれトップに立った対決です。
カリフォルニアワインの実力を世界に知らしめた、「パリ対決」から30年。去る2006年5月24日、30年前と同一のワイン・同一のヴィンテージを、再び利き比べする記念テイスティングが行なわれました。そこで、リッジ・モンテベロの1971年が堂々一位に輝やきました。
2006年のテイスティングでもまた、スティーヴン・スパリュアが取りまとめ役を引き受けました。ロンドンとナパで同時に開催し、英米各9名の審査員がブラインドで採点を行うという形式です。審査員の顔ぶれは、ヒュー・ジョンソン、ジャンシス・ロビンソン、マイケル・ブロードベント、ミシェル・ベタンヌ、フランク・プライアルなどなど、英米仏の高名なワインジャーナリストが中心となりました。1976年当時の審査員からは、ラ・トゥール・ダルジャンの元ソムリエであるクリスチャン・ヴァンヌケと、著述家のミシェル・ドヴァスが参加しています。
30年前と同じ古酒だけでなく、近年のヴィンテージについても、カリフォルニアとボルドー/ブルゴーニュの若い赤白(カベルネとシャルドネ)が試飲されることになりました。パリ対決30周年記念テイスティングの結果は下記の通り、古酒部門、若いヴィンテージ部門ともに、リッジ モンテベロが1位を獲得しています!!

リッジ・ヴィンヤーズの歴史
今から約120年前、サンフランシスコのイタリア人地区の名士であり医師でもあったセアペロン氏がモンテベロリッジの頂上近くに180エーカーの土地を購入したのがリッジの始まり。
1969年にはスタンフォード大学で哲学を学び、チリの海岸沿いにワイナリーの設立を手掛けた経験に富んだ醸造家、ポール・ドレーバー氏が事業に参加しています。リッジにてワイン造りをすることにより、彼の品質の高いワインと伝統的な手法に関する知識はより開拓された率直な手作りの手法を完全なものとなりました。
ポール・ドレーバー氏の指揮の下に古いワイナリーは復元され、リッジのワインは安定した品質と世界的な評判が確立、そんな世界各国から注目されるワイナリーとなったリッジは1986年、『大塚製薬』により購入されました。
オーナーである『大塚製薬』・大塚明彦氏はワイナリーの運営が今までと変わらずに行われることを望むと表明しています。