4世代続く品質優先の所有者一族によって、丁寧に管理された畑パガニ・ランチは、ブドウ樹の大半が100年以上前に植えられたもので、古木由来の複雑な味わいが特徴です!
■生産者のコメント
黒系ベリーやグアバ、ほんのり甘やかなバニラの香りが立ちのぼります。口に含むと、層をなすように広がる野生のブラックベリーを思わせる果実味が感じられ、生き生きとした酸味が味わいをまとめ、クリーンな余韻へ続きます。
■栽培について
カリフォルニア/ソノマ郡のソノマ・ヴァレーに位置する畑パガニ・ランチのブドウが使われています。
畑は、ジンファンデルの中に、少数のプティシラー、カリニャン、アリカンテの樹が混植されています。30エーカーすべてが1896年~1922年に植樹。その後、2013年に6エーカーをジンファンデルとプティシラーに改植しています。標高30~46メートルに位置しており、土壌は砂利混じりのクレイローム(埴壌土)です。収量は、1エーカーあたり2.8トンです。
■醸造について
最低限の人為的介入というリッジの哲学に沿って、すべての工程が行われています。
パガニ・ランチのブドウを手摘みで収穫します。ブドウは除梗・破砕後、天然酵母でアルコール発酵を行い、果帽を浮かせた状態でポンプ・オーバーにて抽出し、マセレーション開始後、11日目に圧搾を行います。その後、天日乾燥させたアメリカンオーク樽100%(新樽10%、1年使用樽15%、2年使用樽25%、3年使用樽25%、4年使用樽25%)で14か月間熟成。天然乳酸菌でマロラクティック発酵100%を行います。
最小限の亜硫酸添加(破砕時に35ppmを添加し、熟成期間中20ppmを追加)。瓶詰め時にパッド・フィルターで濾過を行っています。アルコール度14.9%。
■リッジについて
リッジ・ヴィンヤーズは、カリフォルニアを代表する名門ワイナリーで、1986年より大塚製薬株式会社が保有しています。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。
ワイン造りのアプローチは、伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培、ワイン醸造の両面において極力自然なプロセスを導いてやるというもの。不世出の天才醸造家にしてリッジの象徴でもある総帥ポール・ドレーパーは、40年以上にもわたって、極めてバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。
リッジは、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも、創立以来一貫してこだわり続けており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
- Ridge Pagani Ranch Zinfandel[2018]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマヴァレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- ジンファンデル84%、プティシラー7%、アリカンテブーシュ7%、マタロ2%
- 750ml