商品情報
リッジのフラッグシップであるモンテベロと「同じ畑のブドウ」で、同じ情熱と手間をかけられた造られた卓越したカベルネ・ブレンドの赤ワインです。酸のきいたフィネスに富むスタイルで、モンテベロより早くから飲み頃が始まりますが、熟成能力も十分にある1本です!
■生産者のコメント
深い紫色が印象的。カシス、ブルーベリー、コーラ、リコリス(甘草)、そして甘いオーク樽の香りが漂います。熟したブラックベリーの果実味が口の中に広がり、フルボディで豊かなテクスチャーが特徴的です。エキゾチックなスパイス、焙煎コーヒー、トーストしたオーク樽の後味が感じられます。複雑で長く、官能的な余韻が続きます。
■栽培について
カリフォルニア/サンタ・クルーズ・マウンテンズに位置するモンテベロ・ヴィンヤード内の複数の区画のブドウが使われています。畑の標高396~813メートル。小さく割れたフランシスカン・グリーン・ストー ンに埴壌土の混じる土壌で、下層土に破砕石灰岩があります。
このワインに使われるブドウの樹は、最も古いもので1949年植樹。その後、1968~69年、1972年、1982年、1987~88年、1990年、1995年、1997~98年、2008年に植え付けられています。
1886年、モンテ・ベロ・ヴィンヤードの最初の区画が植えられ、ワイナリーの建設が始まりました。最初のヴィンテージは1892年に誕生しました。しかし、その後、1940年代初頭までには古いヴィンヤードのすべて区画が放棄されましたが、1940年代後半には、いくつかの区画が再び植えられました。
そのカベルネソーヴィニヨンの樹は、現在65年以上の樹齢を誇り、最初のリッジ・モンテベロ(1962年ヴィンテージ)と、その後のヴィンテージを1974年まで生み出しました。その頃には、他の放棄されていた区画も再植され、その果実がモンテ・ベロに使用されるかどうか検討されました。
その中で、一部の区画の果実は一貫して、早くから複雑な味わいを発展させ、親しみやすいワインを生み出していました。これらのワインは「サンタ・クルーズ・マウンテンズ」としてまとめられました。
そして2008年ヴィンテージから、このスタイルが異なるワインは「リッジ・エステート カベルネソーヴィニヨン」と改名されました。この名称変更により、このワインがカベルネソーヴィニヨンを中心に据え、モンテ・ベロ・エステート・ヴィンヤードが、その供給元であることが一層明確になりました。
■醸造について
最低限の人為的介入というリッジの哲学に沿って、すべての工程を行っています。
20ある区画のすべてから、ブドウを手摘みで収穫し、除梗のあとに選果しています。天然酵母でのアルコール発酵を経て、マセレーション(醸し)を開始後8日目に圧搾しています。天然乳酸菌でのマロラクティック発酵は、当初タンク内で始まり、樽内で完了(100%)しています。
樽熟成は、天日乾燥させたアメリカンオーク樽100%(新樽48%、1年使用樽31%、2年使用樽21%)にて、20か月間行っています。
醸造では、最小限の亜硫酸(破砕時に35ppmを添加し、熟成期間中109ppmを追加)を添加。パッドフィルターで濾過し瓶詰めしています。アルコール度14.0%。
■リッジについて
リッジ・ヴィンヤーズは、カリフォルニアを代表する名門ワイナリーで、1986年より大塚製薬株式会社が保有しています。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。
ワイン造りのアプローチは、伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培、ワイン醸造の両面において極力自然なプロセスを導いてやるというもの。不世出の天才醸造家にしてリッジの象徴でもある総帥ポール・ドレーパーは、40年以上にもわたって、極めてバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。
リッジは、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも、創立以来一貫してこだわり続けており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
基本情報
英語名 |
Ridge Cabernet Sauvignon Estate[2017] |
生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/サンタクルーズマウンテンズ |
生産年 |
2017 |
生産者 |
リッジ ワイナリー情報を見る |
タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
品種 |
カベルネソーヴィニョン75%、メルロー21%、カベルネフラン3%、プティヴェルド1% |
容量 |
750ml |
評価・得点 |
ワイン・アドヴォケイト:94点ヴィノス:94点、ジェブ・ダナック:93点、ワイン&スピリッツ:93点 |