ローレルグレンLaurelGlen
19世紀から続くソノマ・マウンテンの歴史的畑を、「山カベ」の聖地に造り上げ継承していくワイナリー
創業者兼ワインメーカー、パトリック・キャンベルは1947年生まれ。ハーバードで宗教哲学の修士号を取得後、ソノマにやってきてワイナリーで働き始めます。
昼はヴィンヤードマネージャー、夜はベイ・エリア・シンフォニー・オーケストラでヴィオラを受け持つ楽団員を務めるという、当時の音楽好きの若者らしいライフスタイルを過ごしていました。
また宗教哲学を修めたということに加え、その当時のアメリカ西海岸のヒッピー・ムーヴメント等の影響もあり、パトリックは禅に大きな関心を寄せ、ソノ マ・マウンテンにある仏教徒のコミュニティで3年間ほど共同生活も送っています。
その後1977年にはこのソノマ・マウンテンに1ヘクタール強の土地を入手し、これが今日の『ローレル・グレン』の始まりとなります。ソノママウンテンのグレンエレンの特性をよく捉えた、複雑味のあるしっかりとしたワイン作りで高い評価を得ていました。
2011年3月に「ソノマですべきことは全て終わった。今後はアルゼンチンやローダイのワインに力を注ぎたい、」と会社を数人のオーナーに売却。
新規にワイナリーの舵取りはヨーロッパ各地でワインを造るシシェル一族でドイツワインを造り続けてきた家系のベッティーナ・シシェル女史。今後はデヴィッド・ラメイのコンサルタントの下にランドール・ワトキンスが醸造を担当します。