トリイ モアTorii Mor
オールドワールドスタイル・ピノノワールの追求
西海岸のオレゴン州の冷涼な気候はピノノワールをはじめとするブルゴーニュ品種の新天地。そのオレゴン州マックミンヴィルの「ワイン・ゲットー」と呼ばれる地域にトリイ・モアは位置します。
ワイナリー名の「トリイ」は日本語で神社の入り口に立っている門『鳥居』から引用され、「モア」は古代スカンジナビア語で「大地」を意味するMorに由来します。このユニークなワイナリーの名称は、創設者であるドナルド・ドルソン氏によって命名されました。
この二つの異なった言葉を合わせてつくられたトリイ・モアは葡萄の樹は大地への神聖な門を通して素晴らしいものを我々にもたらしてくれるということを暗に表しています。
エレガントなピノノワールの追求
トリイ・モアは、エレガントなオールドワールドスタイルのピノノワールの追求というビジョンから始まりました。
ドナルド・ドルソン氏はこのビジョンを追求するためにオレゴンに移り、1972年に植えられたオレゴンで最も古いブドウ園の1つであるウィラメットバレーの古いブドウ園を購入。1993年にわずか1,000ケースの造られたファーストヴィンテージを造りました。
今日、トリイ・モアは、ブルゴーニュのワイン生産者であるジャックタルディの指導の下、ドンが追い求めた優雅でバランスのとれたワインを生産しています。
おそらくピノノワールほど栽培されている土地の微妙な意味合いをエレガントに表現する品種はなく、トリイ・モアのピノ・ノワールは大地がもたらしてくれるものに余分なことをしないで純粋に表現する為、人の手の介入を最小限に抑え、天然酵母で醗酵させる等細心の注意を払ってつくられています。
トリイ・モアは、ワイン、特にピノノワールは人間と自然が相互に協力しあって創り出す値段のつけられない、複製できない芸術作品だと考えています。
ワインは家族や友人と一緒に楽しむことのできるアートや物語と同じものであるという考えは、皆さんも同意していただけると思います。