ボルドー　赤ワインBordeaux / Red

シャトーの歴史は1740年まで遡り、1962年にダリエ家7代目ギィがシャトーを取得。ギィの長男フィリップはボルドー大学醸造学部教授でもあり、シャトーの品質責任者。栽培、醸造はギィの次男ジャン クリストフが担当。手摘み収穫後、24度のステンレスタンクで発酵と醸しを4週間実施、18ヶ月間ステンレスタンクで熟成後、瓶詰め。カシスやプルーン、ブラックベリーなど黒系果実のアロマが豊かに広がります。艶やかでシルキーな果実味と上質な酸味が調和した、優美さと甘美さを備えた味わいです。
アルコール度数：13.5％

発酵には小さなコンクリートタンクを使用し、プロットごとに行っています。熟成は新樽50％で、18ヶ月間です。ブルーベリー、ナツメグ、ヴァニラに加え、清涼感のあるミントの香り。なめらかなタンニンが口の中に広がり、果実の甘みとボリューム感がありながらも重さは感じられないエレガントな味わいです。
アルコール度数：13.5％

サン・テミリオン グラン クリュ。1997年にアランレイノーの所有になり、急速に品質向上を果たしました。2008年にLVMHのベルナール アルノー会長とベルギーの実業家アルベール フレール氏に買収されました。
アルコール度数：13.0％

中世のボルドーがギュイエンヌ州と呼ばれ、イギリス領であった時代(12世紀)の文献にも登場する程由緒正しきシャトー。その後幾多の所有者の変遷を経て1855年には名誉ある3級の格付けを得るに至りました。シャトー ディッサンのセカンドワイン。平均樹齢35年。土壌は砂利質で小石交じりの粘土質です。カシスやベリー系果実の香りがあり、程良い樽香がアクセントとなっています。
アルコール度数：13.0％

1862年にアルフレッド ド リューズ男爵が購入して以来、6世代に渡り家族経営を貫いているシャトーです。所有する32haの畑にはカベルネ70％、メルロ30％が栽培されており、毎年高いカベルネ比率で造られます。ACマルゴーならではの繊細で調和のとれた味わい。いきいきとしたジューシーな果実味ときめ細かなタンニンが口中に広がり、メルロの丸みが見事なバランスをとっています。
アルコール度数：13.0％

メドック格付け3級。1552年にボルドーの商人が｢ジスクーツ｣の館を購入、周囲にブドウの樹を植えたことから始まり、今ではマルゴーで最も広い畑を所有するシャトーのひとつで、古くから高い人気を誇ってきました。区画毎にステンレスとコンクリートタンクで醸造し、新樽比率50％で17ヶ月間の樽熟成。マルゴー村ならではの繊細さを内に秘めつつ、色濃く、厚みがあり、果実香豊かで芳醇です。
アルコール度数：13.5％

メドック格付け2級レオヴィル ラス カーズのセカンドラベル。2007年がファーストヴィンテージで、ラス カーズの区画の若木から造られています。ジューシーで、チェリーやスミレ、赤スグリなどの香りが豊か。いきいきとした酸が心地良い余韻をもたらしています。
アルコール度数：13.0％

メドック格付け2級。ラス カーズ侯爵のレオヴィル畑の一部を1821年にバルトン家が買収。バルトン一族は1855年の格付け以来、同じシャトーを所有するオーナー一族の中では最も古い家系です。作付け面積51ha。栽培比率はカベルネ ソーヴィニヨン74％、メルロ23％、カベルネ フラン3％。伝統的な醸造法で発酵も木樽で行います。力強く芳醇で、骨格がしっかりとあるワイン。充実した果実味に加え、いきいきとした味わいとフィネスを備えたワインです。
アルコール度数：13.0％

ポーイヤック村格付け5級ワインでシャトー バタイエのオーナー、カステジャー一族が所有しているシャトーワイン。57haの砂質中心の土壌でCS70％、ME30％が栽培されています。平均樹齢30年。収穫は全て手摘みで、3週間の発酵後、新樽60％で16-18ヶ月間熟成。フルボディでアロマを感じさせる味わいで、CSとME由来の豊かな香りが広がります。
アルコール度数：13.0％

メドック格付け5級。｢ミロン｣は村の名前。｢クレール｣は1855年当時所有者だった人物の名前。1970年にムートンの故フィリップ ロスチャイルド男爵が買収、その後多くの改良がなされ、品質が向上していきました。43.6ha所有。作付け比率はCS46％、ME39％、CF12％、PV2％、MA1％。平均樹齢40年。木樽(新樽率30％)で16-18ヶ月熟成。黒スグリやリコリスの香り。口当たりはまろやかで、タンニンも非常に滑らか。チョコレートのような風味が感じられる余韻が長く続きます。
アルコール度数：13.0％

メドック格付け4級シャトー プリューレ リシーヌのセカンドワイン。(2008年より名称変更。2007年ヴィンテージ以前はシャトー ド クレールフォン)。収穫から醸造までファーストラベルと全て同じ方法で行われますが、平均樹齢約25年の若木のブドウを使用。メルロの熟した果実の味わいがよく表れている1本。果実味のボリュームがあり、飲み応え十分ですが同時にマルゴーらしい柔らかさと繊細さも感じられます。
アルコール度数：14.5％

フランソワの息子、ルイ ミジャヴィル氏がサン テミリオンに近いアペラシオンを探し2007年に取得。コート ド カスティヨンに位置し、サン テミリオンは丘のすぐ向こう側にある美しいテロワール。テルトル ロトブフと比べると、より地中海性で涼しく、長い生育期間が特徴。メルロー97％、カベルネ フラン3％。

希少価値で価格が高騰した為シンデレラワインと謳われたCh.ル パン。そのシャトーを産み出した異端のワインメーカー、ジャック ティエンポンが新たに手掛けたシャトーがCh.レートル。Ch.ル パン取得時の条件と同じくボルドー地方での最高地点にある畑は、粘土と石灰岩の下層土による最適な水分調整と、絶えず続く穏やかな風により不必要な加湿を避ける、ブドウ畑として最高の区画。新樽で18ヶ月樽熟させて出来上がるワインは、明るいルビー色でプラムやスモモの香り、口中ではスパイスやダークフルーツの風味が拡がりまろやか。