ブルゴーニュ　赤ワインBourgogne / Red

1948年に植樹。土壌はクロ・ド・ラ・ロッシュよりも深く、粘土、石灰岩と砂で構成。シャルム・シャンベルタンの南にあるレ・コンボットの隣に位置する。花の香りが特徴的でエレガントで繊細。魅力的なグラン・クリュにふさわしい余韻の長さ。

樹齢50年以上のブドウを購入。柔らかく繊細な色調。オレンジやバラのアロマを漂わせ、フルーツ味もたっぷり。

オート・コート・ド・ボーヌを名乗ることもできる区画から造られるこの赤ワインは、一般的なブルゴーニュ・ルージュと比べて厚みが一枚上。タンニンも十分に感じられるが、しなやかな果実味に包まれてアグレッシヴさは無い。ビーズのエレガンスを知る入門ワイン。

ニュイ・サンジョルジュの南部に位置する畑。東に面した斜面で、標高は250/270メートル。若いうちから個性を発揮し、フレッシュな赤系果実のアロマ。熟成が進むにつれ、カカオ、スモークした肉、下草のブーケが表れる。熟成により寛大で官能的な滑らかさが生まれる・

ニュイ・サン・ジョルジュの南側にある畑。若いうちは夏の果物やブラックベリーのアロマが広がり、熟成が進むと植物や動物のニュアンスを帯びるようになる。ストラクチャと活気のある果実味が豊富な味わい。

ワインは様々なミネラル化合物のため、色調は濃く、タンニンは濃縮され絹のよう。長期熟成のためにつくられた素晴らしいワイン。

シャンボールの北の端に位置するボンヌ・マールは、自然と秋を思わせるワインだ。そのパワフルさは容易く人を魅了するアロマを連れて来る。濃く重量感のある、偉大な長熟ワインである。

この畑はヴォルネイの村と有名なクリマ“レ・リュジアン”の境に位置する。面積は1.44ヘクタールで、年間生産量は約7000本。ジャロリエールのワインは力強く味わい深く、タンニンもリッチ。良いヴィンテージは数年待つと最高潮を味わえる。

ジュヴレ・シャンベルタンの2区画プレソニエとグラン・シャンのブドウが使われるブルゴーニュ・ルージュ。両クリマとも一部は村名ジュヴレとして認められており、ブルゴーニュというよりもジュヴレ・シャンベルタン並みの力強さ、充実度を得ている。果実味と酸のバランスよく、タンニンもキメ細か。贅沢なブルゴーニュ・ルージュだ。

深い紫色。煮詰めたような甘みを感じる赤系果実のアロマに、味わいにはピノ・ノワール特有の素朴さを持ち合わせる。程よい酸は、熟成も期待できるが、若いうちは、動物的なニュアンスも感じられるフルボディのワインで、ブーケは熟成と共に進化する。

ラ・ペリエ―ルはグラン・クリュ「マジ・シャンベルタン」の下方に位置する。砂利混じりの石灰粘土質。ルビーの色合いでジュヴレの特徴がよくでている。若いうちからフローラルの複雑さ、そして皮革の香りが秀でている。タンニンは顕著だが柔らかい、傑出したバランスのよさを持つワイン。

デレ、シルヴィー、ジュスティス、ジュヌ・ロワからなる村名ジュヴレ・シャンベルタン。このワインも樹齢80年になるヴィエイユ・ヴィーニュである。房も実も小さく、自然に凝縮したワインが生まれる。これぞジュヴレというがっしりしたストラクチャーだが、完熟した果実味がタンニンをオブラートのように包み込み、喉越しは滑らか。

そのテロワールは軽やかかつ深みのあるワインを運んでくれる。口当たりは並外れて繊細で、ビロードのようなスタイルの中で進化していく。スケールの大きい、洗練された濃厚さが口に広がる。

様々な岩石、泥灰岩、砂、赤泥土、大き目の砕石から成る石灰質土壌。洗練されたタンニンが魅力的な質感。プルミエ・クリュへの期待を全く裏切らない優美なワイン。

シャルム・シャンベルタンの中でもラトリシエール・シャンベルタンの下方のゆるやかな傾斜部分。カシス、チェリー、赤スグリのアロマの複雑でエレガントなワインで、口に含むと力強さ、華やかさ、エレガンスが一体となり香気と官能的な果肉に満ちた複雑なボディを構成している。

2.1ヘクタール、年間約10000本生産するこの畑はシャサーニュ・モンラッシェとの境に位置する。サントネイのトップのクリマで、骨組みがしっかりし香りも豊かでとても味わい深い。

赤土の0.48ヘクタールのこの畑からできるワインは土壌由来のパワフルさと繊細さを併せ持つ。生産されるのは1、500本。熟れた赤い果実（カシスと木苺）のアロマで、少しのスパイスの風味によりさらに香り高くなっている特級ワイン。ゆったりと豊かに心地良く口に広がる。包み込まれ良く溶けたタンニンを含むマチエールの濃縮感が素晴らしい。