ローヌ　赤ワインRhone / Red

ラ・ヴァリエールという区画のブドウのみから造られたキュヴェ。浅い土壌からストラクチャーのしっかりしたワインが生まれる。深遠な色合いはグラスの向こう側が見えないほど。スミレ、グリオット、スパイスに焙煎香も混じる。口当たりは柔らかく、タンニンは果実味の中によく溶け込んでいる一方、骨格はしっかり。

ネゴスもののサン・ジョゼフ。フローラルなスミレの香りにチャーミングなダークチェリーやプラム。ほんのりスパイシーな印象。ミディアムボディでタンニンは丸みを帯び、フレッシュなフィニッシュ。

SEPTENTRIAはBonserineの妹ブランド、北部地区(Septentrional)の偉大なテロワールを盛り上げるため、Bonserineのチームが情熱を注いで作り上げた。生まれたこのワインは、よく熟れ、かつフレッシュな赤いベリー系の果実の香り。口に含むと豊かに広がる。桃やサクランボの果実のニュアンスがスパイスのノートと混じり合う。タンニンは柔らかく溶け、長く余韻が続く。

除梗はおこなわず、熟成はステンレスタンクで10-12か月間。奥深く濃厚で、凝縮感のあるアロマに、スモーキーなハーブのエッセンスと、ここちよいグリーンな茎のような香りを感じる。フルボディーで、大変リッチで凝縮した果実味の一方、バランスの素晴らしい酸としっかりとしたタンニンをもつ。

2016年は例外的なヴィンテージであり例外的なワイン。このヴィンテージ特有の個性的なアロマは、時間と共にまろやかになる。しっかり管理された大樽で熟成することで、アタックにバニラのノートをもたらし、核果やブラックタプナード（黒オリーブを使用したペースト）が混ざり合ったようなヴィンテージの表情に溶け込み、完ぺきに近い複雑さを生み出す。バランスの取れた味わいは、存在感がありながらもシルキーなタンニンをもち、黒い果実、スパイス、下草のアロマをより深いものにしている。余韻は長く、アケリアの特徴である洗練されたフィネスを兼ね備えている。

南ローヌの古木のシラーを使い、良年にのみ生産される貴重なワインです。黒果実や鮮やかなスミレの花の香り。凝縮した黒果実、リコリスなどのスパイスの甘い魅惑的な風味が特徴的です。

土壌：玉砂利、赤粘土

ステンレスタンクにて20日間、天然酵母にて醗酵 オーク樽にて15カ月（フランス産、225Ｌ、新樽なし）

透明感のあるルビー色。カシスやオレンジピールの香り、甘草や燻した香りが広がります。赤黒系の果実味が豊かに広がり、余韻には黒コショウのようなスパイスの印象が感じられます。

土壌：玉砂利、赤粘土

ステンレスタンクにて20日間、天然酵母にて醗酵 コンクリートタンクにて10カ月

醸造家も「ミニ パプ」と語るこのワイン。スパイス香が特徴的で、カシスやサクランボなどの果実やカンゾウの奥深い香りが広がります。バランスの整った味わいで、余韻も長く続きます。

土壌：粘土石灰質

ステンレスタンク ステンレスタンクとコンクリートタンクにて12カ月

温度調整可能なステンレスタンクで醸造。自動ピジャージュ（櫂突き）しつつ、3週間の醸し発酵。新樽率40％で36ヶ月の樽熟成。 深みのあるルビー色。小さな赤い木の実のアロマとスパイシーなフレーバー。オーク由来のバニラ香もほんのり感じられる。タンニンはまろやか。

コート デュ ローヌの中でもセギュレ村のブドウのみを使用。非常に滑らかな口当たりと柔らかい果実味は、飲み頃ヴィンテージならではの特徴。余韻も長く熟成の良さが感じられます。

土壌：石の多い石灰質

コンクリートタンク フレンチオーク樽にて22カ月熟成（新樽比率30％、228Ｌ 600Ｌを併用）

リラックの村はずれにあるパーカー４つ星のワイナリー。グルナッシュとシラーを主体に造られるワインはブラックチェリーのアロマが魅力的で、繊細な口当たりが素晴らしい。

土壌：粘土石灰質

コンクリートタンク コンクリートタンクにて6カ月以上熟成

１７世紀からの長い歴史を誇るワイナリーで、リラックの銘醸のひとつ。ブラックチェリーの果実味とハーブを想わせるスパイシーな香り、ブドウの完熟感が感じられる秀逸な赤です。

土壌：粘土石灰質

コンクリートタンク コンクリートタンクにて12カ月熟成

南ローヌの銘醸地、シャトーヌフ デュ パプのパーカー５ツ星ドメーヌ、フォン デュ ヴァンを代表するワイン。完熟した果実味、複雑さ、スパイシーさを備えた高級感のある味わい。

ステンレスタンクとコンクリートタンク、その後オーク樽（600Ｌ）と木樽でマロラクティック醗酵 フレンチオーク樽にて12カ月（新樽なし、600Ｌ）

セマスカ氏が１代で再建した銘醸畑「モンリス」のブドウを使用。伝統的なヴィオニエをブレンドするスタイルは得も言われぬ魅惑の芳香を纏い、驚く程に余韻が長く続く１本です。

土壌：表層部には多数の石。雲母、シスト、粘土石灰質

ステンレスタンク フレンチオーク樽にて24カ月（225Ｌ、新樽比率80％）

フィロキセラと世界大戦によって荒廃したかつての銘醸畑「モンリス」を現オーナーが再建、素晴らしいワインを造ります。カシスやスパイスのアロマ、凝縮していてエレガントな味わい。

土壌：表層部には多数の石。雲母、シスト、粘土石灰質

ステンレスタンク フレンチオーク樽にて24カ月（225Ｌ、新樽比率40％）

蝶が飛び交う初夏に瓶詰めされるこのワインは、味わいも蝶のように軽やかで優美なことからパピヨンと命名されました。木イチゴのような繊細な果実味とスパイシーな余韻が特徴的です。

土壌：小石、赤粘土

ステンレスタンクにて主醗酵後、マロラクティック醗酵 ステンレスタンクにて8カ月

鮮やかな赤紫色。アセロラ、チェリーなどの赤果実のフルーティな風味が広がります。透明感のある果実味にタンニンが優しく溶け込んでおり、非常に柔らかく滑らかな口当たりです。

土壌：石灰岩、鉄分を含む粘土質土壌

セメントタンク（30％全房醗酵 天然酵母） セメントタンク 10カ月（ノン フィルター）

フランスで最も優れた協同組合と謳われるＡＯＣ最大の協同組合によるシラー１００％の赤ワイン。果実味やスミレの花、わずかに胡椒のニュアンスなどとともに豊潤な味わいが楽しめます。

土壌：花崗岩、沖積層、小石、黄土

ステンレスタンク 70％ステンレスタンク12カ月、30％オーク樽9－11カ月（フレンチオーク、新樽は使用せず、400Ｌ）

ジゴンダスの中心に位置するドメーヌ。伝統的な大樽での熟成。黒果実やスミレのような香りを持ち、構成がしっかりした肉付きのよいワインに仕上がっています。余韻も長く続きます。

土壌：粘土石灰質

ステンレスタンク オーク樽（40ＨＬ、古樽）80％、コンクリートタンク＆アンフォラ20％にて12カ月熟成

エッジは紫がかった深みのあるルビー。香りは煮詰めたプラムやダークチェリー、スミレ、それに香ばしい焙煎香。口に含むと肉感的でボリュームがあり、滑らかなテクスチャー。ブラックペッパーを思わせるスパイシーなアフターテイスト。