コミューン オブ ボタンCommune of Buttons
コミューン オブ ボタンルーシーマルゴーのDNAを受け継ぐ若き生産者
ジャスパーボタンはルーシーマルゴーの三代目アシスタントワインメーカー(タイトルこそ恰好良いですが要は体の良いコマ使い笑)。しかしながら数年に渡るアントンとのワイン作り、そして父親から受け継いだオーガニックのブドウ畑でチャレンジを始めた彼自身のワインは、可憐な果実味と素直に染み渡る様な旨味と飲み口で、紛れも無く師匠譲りのDNAを持っています。
ジャスパーはアデレード大学を卒業していますが、その専門とは映画。卒業後はフォックススタジオ等で映画作りにのめり込みながら海を中心としたライフスタイルを愛し、一時はオーストラリア最東端のバイロンベイに住み着いた事もありました。
アートとしての映画作り、サーフィンや釣りをしながらの生活は正にヒッピーそのもので、その頃はまさか自分がワインを作る様になるなんて夢にも思わなかったと言います。
映画の世界で成功する夢を(未だに!!)捨てきれずにいながらも自分の経済状況が理由で田舎に戻ったジャスパーを待っていたのは父親が無農薬で植えていた60エイカーのブドウ畑。そしてその畑から車で10分程の距離に住んでいたのがアントンクロッパー。
ボタンを掛け違えてしまったのか、はたまた正しいボタンだったのか。ジャスパーのワインを飲めば、その答えはまるで飲み手に自ずと語りかけて来る様です。