ベラ リッジBELLA RIDGE
有名レストランにも認められたオーストラリア初の巨峰ワイン
ベラリッジ・エステートは西オーストラリア州スワンヴァレーに位置する家族経営のブティックワイナリー。2003年にアロン&ジョディ・アーベル夫妻によって設立されました。 25エーカー(約10ヘクタール)の自社畑を所有しています。
オーストラリアのワイン評論家ジェームス・ハリデーにも認められ、レイ・ジョーダンのワインガイドでも取り上げられた経験を持つ実力派ワイナリーで、シドニーの名店「Tetsuya’s」をはじめ、海外の有名ホテルやレストランに採用されるワインを手がけています。
有名シェフから直々に依頼の電話がくることもありますが、決して誰とでも取引をするわけではありません。ベラリッジ・エステートのワインを扱うことができるのはオーナーが信頼できると見極めた相手のみ。
もちろんセラードアもありません。ブドウにもわが子と同じように愛情を注ぎ、個性の光る素晴らしいワインをプロデュースし続ける注目すべきワイナリーです。
オーストラリアと日本をつないだ巨峰ワイン
1980年代、一人の日本人男性によってこの土地に巨峰の種が植えられました。
当時は、まだ植物の種を海外への持ち出すことが合法の時代。日本と季節が真逆にある、オーストラリアの地で巨峰を育て、日本にいる親戚や知人に一年中食べさせてあげたいという気持ちからでした。
まだ巨峰がワイン用ブドウ品種として認められていなかった当時、そっとオーストラリアの地で大切に育てられていたのです。
2003年、歳を重ねたその男性からオーストラリア人夫婦アーロンとジョディは土地を譲り受けました。
アーロンは、オーストラリアでは全く無知無銘の巨峰というブドウ品種をどう扱ったらいいものか悩み、引っこ抜くことを何度も考えたそう。
しかしその度に、男性の想いがアーロンの手を止めたと言います。ある日、ジョディの「ワインにしてみたら?」という一言を機にアーロンは、彼の「巨峰」でワインを造ることを決めました。
試行錯誤をしながら2004年に巨峰ワインが誕生。「巨峰」本来の味を忠実に表現し素晴らしいワインはオーストラリアでも高い評価を得ています。
日本人にとってはどこか懐かしい味わい。現地では甘いスパイスとワクワクするようなミステリアスな香りに魅了され、クセになると話題になっています。