ポーチャーズ リッジPOACHER'S RIDGE
ミネラルが豊富な古代の土壌で造られる日本料理に合うワイン
1999年にオーナー兼ブドウ栽培家アレックス・ティラーと奥様のジャネット・ティラーによって西オーストラリア州グレートサザンにあるナリカップのなだらかな丘の上に設立された家族経営のワイナリーです。
ポーチャーズリッジが所在する場所は、古代にオーストラリア大陸と南極大陸の衝突によって出来た丘にあります。古代の土壌・粘土・花崗閃緑岩によって成り立つこの土地は、ミネラルが豊富でブドウ栽培に最適だとか。
最初にアレックスが土壌の検査に訪れた際、羊を飼っていたご近所さんに羊の密猟者だと勘違いされ酷く罵られたそう。その時アレックスは誤解を解くために「ここの土壌を調べたいんだ。この土が、僕の探している土壌であればここでブドウを栽培したい」と彼の熱意を伝えました。
ポーチャーズリッジ(=「密猟者の丘」という意味)というワイナリーの名前は、この出来事が由来になっており、ワイナリーのシンボルマークのもとにもなっています。
「エレガントで表現の豊かなワイン。ミディアムボディで口当たりの優しいワイン」これは、アレックスの好きなワインのスタイル。また、ポーチャーズリッジのワイン全てに共通しています。
評論家も五ツ星。オーストラリアでも人気のワイン
現地オーストラリアでの評価も高く、現地の有名レストランにもポーチャーズリッジ・ファンが多数おり、毎年彼の造るワインを楽しみにまっているとのこと。
また、オーストラリアで最も高名なワイン評論家であるジェームス・ハリデーからは5スターワイナリーとしても認められています。
手間暇をかけ育てる葡萄から造る希少なワイン
アレックスは自らの手で一からブドウを植えています。驚くのは、朝日の当たる角度を計算してブドウの葉をしっかりと切りそろえているということ。丁寧に育てられたブドウは、お行儀よく綺麗に同じ位置に果実を実らせます。
ポーチャーズリッジの葡萄は、栽培から収穫まで全て手作業で丁寧に行われている、まさに彼の情熱の賜物です。
そのため市場に出回るワインの数が限られています。種類によってはほんの15ケースのみしか日本で売られないことも。
じつは日本食との相性抜群。その理由は・・・
アレックスは日本人の母を持ち、「母の料理の味に合うように」とワインを造っているため、日本料理との相性も抜群。そして、いつもそっとそばで支えてくれた母のように「あなたの時間にそっと寄り添える」ワインを造りたいという想いが込められています。
日本人がポーチャーズリッジのワインを飲むと、どこか懐かしい優しい味わい、そして「旨味」を感じるといいます。