キャプサンディ ファミリー ワイナリーKapcsandy Family Winery
ルー・キャプサンディが超一流のスタッフを揃え、手掛けるカルトワイン
ハンガリー革命から亡命・移民したルー・キャプサンディが苦労の末、建築業で財を成し、アメリカン・ドリームを成し遂げ、2000年にナパ・ヴァレーに畑を購入しました。その畑は、1970年代はベリンジャーの主要畑として使われた由緒正しきナパ・ヴァレーの銘醸畑。2001年スーパー・ワインメーカーのヘレン・ターリーのアドバイスをもとに、第2次フィロキセラに侵されていた部分を植え替えしています。
初ヴィンテージの2003年、2004年はヘレン・ターリーが醸造。2007年からはシャトー・ラトゥールの醸造長を務めたデニス・マルベックがコンサルタントを担当しています。
自社畑「ステート・レーン・ヴィンヤード」は1974年にベリンジャーに貸しだされ、畑名を冠したカベルネ・ソーヴィニヨンとしてラベルに謳われました。今も残る古木はベリンジャー・プライベート・リザーブに使われたものです。畑の美質をベリンジャーの醸造家マイロン・ナイチンゲールとエド・スブラジアから聞かされていたルー&ロベルタ・キャプサンディ夫妻は同畑を2000年に購入しました。
キャプサンディは、自社畑のみからワインを造り、買いブドウは一切使用していません。ヘレン・ターリーと栽培家ウェットローファーを迎えて土壌の科学的分析や水捌け調査などを行わせ、様々な観点からステート・レーンが優れた地質学的特性を持つことを知り、自らの名の下に世界に通用するワインを作ることを決意しました。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランを密植し、2005年に新醸造設備を建設。現在はナパの著名なワイナリー数社の栽培管理を担うピナ・ヴィンヤード・マネージメントが栽培を管理しています。
ワインメーカーは、2003年、2004年(公式初ヴィンテージ)をヘレン・ターリー。2005年、2006年はヘレンが指名したロブ・ローソンがワインメーカー、シャトー・ラトゥールで親子三代に亘って奉職しセラー・マスターを務めたデニス・マルベックがコンサルタント。2007年からデニス・マルベックがワインメーカーとなっております。
2007年、2008年、2012年と3度にわたりグラン・ヴァンがパーカー・ポイント100点に輝きました。
残念なことですが、2016年頃、ワインメーカーであるデニス・マルベックが交通事故で亡くなってしまうと言う悲しい出来事がありました。また、同時期に日本正規輸入元が取扱いを終了したため、弊社では、2005年~2013年ヴィンテージがデニス・マルベックがワイン造りに関わったヴィンテージとなっています。