ザ ヒルトThe Hilt
激レア、敏腕土壌オタクがたどり着いたピノ
サンタ・イネズ・ヴァレーの「JONATA(ホナータ)」の姉妹ワイナリーで、将来を期待される若き才能あふれるワインメーカー、MattDees(マット・ディース)が醸造を務めます。
ホナータの醸造責任者として兼任するマットは「透明感」があるワインの醸造を得意とし、畑のテロワールをワインにそのまま表現させることができるスペシャリストです。彼は醸造科学を専門分野としていて、巷では土壌オタクと呼ばれています。そのオタクの彼だからこそつくれるワイン、それがザ・ヒルトのシャルドネとピノ・ノワールです。
ザ・ヒルトはサンタ・バーバラ・カウンティの沿岸部、サンタ・リタ・ヒルズ AVA とサンタ・マリア・ヴァレー AVA 等の畑からシャルドネとピノ・ノワールを生産しています。畑と土壌の能書きや、醸造哲学のうんちくを並べたてるだけでは決して表現しきれない、とても素直で誠実なワインを、対照的な 2つのスタイルに分けて生産します。
2014年からは、自社で栽培を管理するアペレーション・レベルのワインがラインナップに加わりました。
「ジ・オールド・ガード」は控えめでエレガントなスタイルのワインです。痩せた土壌に植えられた厳選したクローンから実るブドウを使用して、セラーでは必要以上のことは行わないポリシーのもとに造られ、香りと味わいにミネラルが広がり、どこか旨みを感じるような複雑性があります。謙虚で優しいスタイルのワインです。名前は「昔かたぎ」を意味します。
「ザ・ヴァンガード」はたっぷりの果実味と肉付きの良さが特徴で、比較的活発なクローンを使用して、養分の高い土壌で栽培されたブドウからワインを造ります。結果、果実の甘みとパワーを兼ね備えたバランス良いワインが出来上がります。名前は「先駆者」を意味します。
「ザ・ヒルト」は英語の "to the hilt" という慣用句に使われる単語で「何かを全うする」、「成し遂げる」、「完全に」等を意味します。これをモットーに、クオリティの高いワインを造る事には一切の妥協も許さず、自然が与えるブドウを使い、最高品質のシャルドネとピノ・ノワールを醸造します。
ワイナリーのオーナーは、あの言わずと知れたカリフォルニアのカルトワインである「Screaming Eagle」のオーナーである Stan Kroenke(スタン・クロエンケ)です。彼はアメリカのバスケットボール・リーグ NBA のデンバー・ナゲッツ、そしてアメリカン・フットボール NFL のセントルイス・ラムズのオーナーで、サッカー・プレミアリーグのアーセナルの筆頭株主でもあります。