ポーター クリークPorter Creek
ルシアン・リヴァーのガレージ・ワイナリー
『ポーター・クリーク』は1977年にジョージ・デイビスがロシアン・リヴァー・ヴァレー西側に3.6ヘクタールの土地を購入し、ブドウを植えたことにはじまります。
ヴィンヤードはロシアン・リヴァーのなかでもブルゴーニュ品種に最適地といわれる、ウェストサイドロード(『ロキオリ』や『ゲリー・ファレル』が立ち並ぶ)にあります。
ブドウはすべて南東向き(30~40度の傾斜)に植えられ、オーガニックで育成。1982年にガレージサイズのワイナリーが設立され、1997年からフランスから戻ったジョージの息子、 アレックスがワインメーキングに加わりました。
アレックスはカリフォルニアのフレスノ大学でバイオロジカル・サイエンスを修め、後にブルゴーニュとローヌへ渡りました。クリストフィー・ルーミエ、ベルナール・ミシェロ、マルセール・ギガルのもとで数年、栽培と醸造を学び、帰国後、父ジョージの後を受け継ぎました。
伝統的かつ自然な醸造アプローチを重んじ、野生酵母の使用、小型開放型タンクによる発酵、無清澄、そしてほとんどがフィルターにかけずにボトリングしています。
アレックスはヴィンヤードマネージメントにも深く関わり、畑の土壌を活性化させるため、近年、オーガニック からバイオダイナミックス育成に切替え、また環境保全 型事業にも熱心に取り組んでいます。2007年にデメテール公認のバイオダイナミックス認証を取得しました。シャルドネとピ ノノワールはすべて自社畑のブドウを使用。所有畑は 8ヘクタール。