フープス / フープラHoopes/Hoopla
愛犬達をあしらったキュートなラベルに隠された
本格派のワイン達
フープス・ヴィンヤードは、オークヴィルとヨントヴィルに隣接するナパ・ヴァレーの一等地に位置する父娘経営のワイナリーです。現在は、娘のリンジー・フープスが経営の全権を握っています。
様々なキャリアを経験しながらも、長年ワインに携わる夢を長く持ち続けてきた父、スペンサー・フープスは1983年にAVAに10エーカーのブドウを植えました。
オークヴィルの素晴らしいテロワールに加え、フープスの絶え間ない努力により、間もなく彼の育てるブドウは周辺の著名なワイナリーに買い取られ、ナパのトップクラスのワインになっていきました。
それから15年後の1998年、成長したブドウ樹の一部を使って彼の好みのワインである「アアロマティックでバランスと骨格を備えた」ワインを造るべく、自らの名を冠したワイナリー『フープス』を立ち上げました。ラベルには愛犬であり家族の一員でもあったテリア犬のダンテと自分の名字であるHoopes(丸い輪)が描かれています。
フープスの畑はナパリバーから近く、ナパ・ヴァレーの中でも最高級とされているオークヴィル・ディストリクトにあります。この地域はナパリバーの氾濫の度に川の水が火山性土壌の堆積物が豊富な土を運んでくるため、カベルネの栽培に最適です。昼間はたっぷりとした日差しが空気を温め安定した気温を保ち、朝夕はサン・パブロ湾から冷たい風が吹き込みます。オークヴィルのカベルネ・ソーヴィニヨンはしっかりとした骨格の中に弾けるような果実味、かつ滑らかで華やかな香りが特徴です。
愛犬をあしらったカジュアルブランド『フープラ』
フープラはフープス・ヴィンヤードのカジュアルブランド。フープラのラベルには皆に愛されたテリア犬のダンテが好きだった投げ輪(フープラ)をあしらっています。ダンテは、すでに他界してしまいましたが、現在は2頭の犬、マヤ&ソフィーがダンテに変わってワイナリーの顔としての役目を受け継いでいるそうです。
女性醸造家アン・ヴォーター
ワシントン州出身の女性醸造家アン・ヴォーターが2012年ヴィンテージからフープスのワインメーカーとしてフープスに加わり、その品質に一層磨きがかかっています。
アン・ヴォーターは、カリフォルニア州立大学デイヴィス校で醸造学を学び、国内外で経験を積んだ後ナパに戻り、カリスマ女性醸造家のハイディ・バレットのアシスタント・ワインメーカーとしてその腕を磨きました。
理想的なブドウでワインを造れる場所はここしかないと確信した彼女はフープス親子とともに旧世界と新世界がボトルの中で出会うようなスタイルのワインを造り続けています。