ビッグ ベイスンBig Basin
冷涼なサンタ・クルーズ・マウンテンの丘に佇むエレガントスタイルのマイクロ・ワイナリー
冷涼な気候に加え起伏に富む地形によりまとまった平地がなく大手がほとんど存在しないことから日本ではまだ知名度の低いサンタ・クルーズ・マウンテンズには小規模だが宝石のように輝く素晴らしい造り手が点在している。
20世紀初頭からフランス系移民によってブドウが植えられていた、州立公園に隣接する畑を購入し1998年からワイン造りを行うブラッドリー・ブラウンはワイン好きの父を持ち、長年パリに住んだ兄の影響を受けて当然のようにワイン造りの道に進んだ。
当初ローヌ品種のカリスマ、ジョン・アルバンのコンサルティングを受けてスタートしたこのワイナリーはアメリカのオーガニック認証団体であるCCOFの認定を受けた有機栽培によって育てられた良質のブドウで野生酵母による醸造を行い、全てにおいてハンドメイドで過熟や凝縮に頼らないナチュラルスタイルのワインを作り続けている。バランスの良いピノ・ノワール&シャルドネの生産者のグループ、In Pursuit of Balance ( 2016年末活動終結 )のメンバーでもあった。