ミウラMiura
食通をうならすマスターソムリエ醸造ワイン
世界で150人程しかいないマスターソムリエの称号を持ち、サンフランシスコのリッツ・カールトンで名物ソムリエであったエマニュエル・ケミジと、カリフォルニアピノ・ノワールの名手セインツ・ベリーのワイン・メーカーとして名声を得たバイロン・コスギがタッグを組んで始めたワインです。
カリフォルニアの特級畑とも言える名醸畑のブドウから単一畑のピノを造っています。「ミウラ」はエマニュエルが子供の頃に住んでいたスペインの、闘牛調教師の名前から来ています。ボトルには雄々しい闘牛が描かれています。
アメリカ合衆国に生まれ、スペインとイギリスで育ったエマニュエル・ケミジは、カリフォルニア大学のデイヴィス校を卒業しました。経済とスペイン文学の学位に加えて、ブドウ栽培と醸造学も勉強しワインの興味を深め、最終的には1995年にミウラ・ヴィンヤーズを始めるに至りました。その後1998年にはキャンデラ、2000年にはアルマス、2001年にはアンティクィス、2003年にはアカスを立上げ、またスペインのプロジェクトとして、2003年のアレルス、2005年のクロ・ピサーラを立ち上げました。
彼は1988年から1999年までリッツカールトンのワイン&スピリット・ディレクターとして活躍し、最初はロサンゼルス南の有名なラグーナ・ビーチにあるラグーナ・ニゲールからスタートし、その後サンフランシスコの有名なザ・ダイニング・ルームに移りました。
1989年にはロンドンに本部のあるマスター・ソムリエの試験に合格しました。アメリカ人としては13番目、また一度目の試験で合格した9人のうちの一人となりました。同年、彼はカリフォルニア・レストラン・ライター協会の「ソムリエ・オヴ・ザ・イヤー」も受賞しました。また、クリティクス・チョイス・アワードの「ワイン・ディレクター・オヴ・ザ・イヤー」にも選ばれ、1999年のサンフランシスコ・マガジンで表彰されました。サンフランシスコ・クロニクル誌はケミジを「2000年に注目すべきワイン醸造家トップ10人」の一人と名づけました。
2006年には、コミュニティとチャリティへの模範となる献身に対して名誉毀損防止組合からワイン・インダストリー功労賞を受賞しました。またロサンゼルス・カウンティ・フェアーとサンフランシスコ・インターナショナル・ワイン・コンペティションでは常に審査員として参加しています。