プリリヒルズPuriri Hills
飲み頃まで決してリリースしない 偉大なボルドーに匹敵する、上品で優雅な味わい。
『プリリヒルズ』は、ボルドー右岸のポムロールとサンテミリオンのグランクリュにインスパイアされた、秀逸な赤ワインを生産するブティックワイナリーです。
プリリヒルズの名前は、敷地内に自生しているニュージーランド原産のプリリツリーから名付けられました。ヴィンヤードは、オークランドの南東に位置する丘陵地で、クレヴドンと呼ばれる場所にあります。1999年から手作業での生産を開始しました。
プリリヒルズ周辺の気候と土壌はワイヘキ島に酷似しており、ボルドー品種には最適です。現在プリリヒルズは国内外で、ボルドー右岸の高級ワインにも引けを取らない品質であると認識されています。
プリリヒルズはとても小さなワイナリーで、100%自社でボトリングしており、年間生産量は1000ケースで全てボルドー右岸スタイルの赤ワインを生産しています。
ワイナリーのポリシーは少量でも本当に素晴らしいワインを生産すること。そして、初期の飲み頃を迎えるまでは決してワインをリリースしない事です。
ニュージーランド国内外を問わず、熟成し飲み頃をむかえたニュージーランドワインにはなかなか出会うことが出来ません。 またプリリヒルズのワインは、偉大なボルドーワインと同じように少なくとも6-10年は味わいのピークに達するまでに時間がかかるため、非常に非効率ですが、ワインが持つポテンシャルを存分に引き出したうえで飲んで頂くために飲み頃を待ってリリースするのです。
その代り、品評会などへの出品はしていません。生産量も多くはないため、ニュージーランドワイン界を牽引する評論家やトップソムリエたちの口コミによって認知されてきたワインなのです。
元ラトゥールのワインメーカーFrederic Ardouinもプリリヒルズに興味を持ち、訪問しています。
現在はChateau Du Tertre やChateau Giscoursなどを手掛ける人物です。ワイナリーで行ったバレルテイスティングでは非常に感銘を受けており、左岸タイプのブレンドにも非常に大きな可能性を秘めているのではとアドバイスを送ったそうです。