ロワールLoire

この区画は、乾燥して痩せた土地という典型的なロワール地方の特徴をもち、樹齢は平均50年で収量は25hl/haと抑えられている。夏は砂質土壌によりブドウが熱せられるため、糖が生まれる。赤黒系果実のアロマ。口に含むと絹のような滑らかさで、余韻は長い。グリルしたお肉と合わせたい。

ラ クロ・ド・ラ・グリルの畑はシノンの急斜面に位置し、石垣に覆われた南向きの畑からはヴィエンヌ河が見渡せる。ラ クロ・ド・ラ・グリルの畑はシノンの急斜面に位置し、石垣に覆われた南向きの畑からはヴィエンヌ河が見渡せる。急斜面（場所によっては勾配18％以上）がブドウ栽培を複雑にしている。

カベルネ・フランから造られる白ワイン。カベルネ・フランは樹齢45年で、十分に成熟を迎えた時に収穫され、フレッシュさ、風味、テンションがある。カベルネ・フランをダイレクトプレス後、12カ月間の樽熟成と6カ月のステンレスタンク熟成。

カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンをアッサンブラージュした特別キュヴェ。ヴィオレットの名前が表すように、エッジは紫を帯び、トップノーズにもスミレが感じられる。続いて、完熟したラズベリーやブラックベリー。緻密でタイトな構成のボディとストラクチャーをもつ一方、喉越しはしなやか。

エッジに紫を帯びた深い色調。香りは完熟したラズベリーやブルーベリーに、土っぽいニュアンス。ボディがしっかりとし、堅牢な骨組みを感じさせる。贅肉は削ぎ落とされた筋肉美。ロワールのカベルネ・フランの常識を覆すワイン。

2012年植樹で初ヴィンテージは2015年。フレッシュで真っ直ぐなワインで、白や黄色の果実、アカシアの花の香りがある。バターのような、わずかにトーストした風味が現れ、ワインのバランスを決定づけるテロワール由来のミネラルの酸味に支えられている。

樹齢60から90年という超古木のグロローから造られたワイン。グロローといえばロゼ・ダンジューのイメージが強いが、それとは全く異次元の世界。凄まじいまでに密度が濃く、奥行のある味わい。肉付きのよい一方、ロワールらしいミネラルがアフターを締める。

手摘みで収穫。一度畑で選果をし、再度選果台でも行う。澱と共に攪拌しながら熟成。醸造温度は16℃以下で管理。柑橘果実やアプリコットのフレッシュで生き生きとしたノート。

花梨を想わせる果実香に金木犀、ジャスミンを想わせる魅惑的なアロマ。厚みのある果実味と整った綺麗な酸、優しい旨味を持ちます。蜜や紅茶も現れる美しい余韻が長く続きます。

土壌：シレックス主体

コンクリートタンク、及びオーク樽（天然酵母/ＭＬＦ有） 全体の15％ アンフォラ 10カ月/ 残り85％ オーク樽（600Ｌ） 10カ月 ブレンド後ステンレスタンク 6カ月

樹齢約１００年の古木の区画。熟した花梨やビワ、アカシア、紅茶、蜂蜜を想わせる複雑なアロマ。多層的な香りとエレガントな口当たり、長い余韻は心に深く残ります。

土壌：粘土石灰質

コンクリートタンク、及びオーク樽（天然酵母） オーク樽（600Ｌ） 12カ月/ コンクリートタンク 24カ月

買いブドウで造るヴーヴレ。柑橘類を想わせる爽やかなアロマ。フレッシュな果実味、心地よい酸とミネラルのバランスがよく、若いうちから楽しめます。

土壌：粘土、火打石、石灰石

ステンレスタンク（天然酵母） ステンレスタンク熟成 2カ月

煮詰めたリンゴやジャスミン、蜂蜜を連想させる香り。果実の旨味の中にミネラル感がしっかりと生きたワインです。

土壌：岩、石灰質

オーク樽（天然酵母500Ｌ、新樽比率 10％） オーク樽熟成6カ月（新樽比率10％、フレンチオーク、500Ｌ）

コンクールでメダルを欠かすことのないトゥレーヌ ソーヴィニヨンと、常に高評価を得ているクレマンを産する優良ドメーヌです。シェール川右岸の丘の斜面の畑。シレックス(火打ち石)を多く含む砂利・砂質土壌。樹齢50年以上の古樹のブドウから造られています。しっかりとした骨格を持ち、熟成も楽しみなワインです。完熟したブドウを使用しているためしっかりした色合い。柑橘系や白い花のような香り。厚みがありふくよかで、ミネラルを思わせる風味豊か。ミントのニュアンスがあり、いきいきとした印象で非常に爽やか。
アルコール度数：13.5％

輝きのある色調、白い花やモモを想わせる香りでミネラル感も豊富。非常にクリアーな味わいですが、肉厚さも感じられるワインです。

土壌：泥灰土、粘土石灰質、シレックス

ステンレスタンク（天然酵母/ＭＬＦ有） ステンレスタンクにて6ヵ月

クロ・ド・ラ・ウセは、ラ・エ・フアシエールのコミューンにある0.7haの区画である。一部が石垣に囲まれ、ミクロクリマをもたらしており、ブドウの成熟に理想的な環境になっている。この畑は1926年に 「グラン・クリュ・ド・セーヴル＆メーヌ 」のアペラシオンの基準として使用された。2009年ヴィンテージからは 「クリュ・コミュナル・ラ・エ・フアシエール」として認められている。

このワインは、歴史的なミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌのアペラシオンのシャトー・テボーのコミューンに位置するドメーヌ・サン・マルタンの中の選りすぐりの単一区画から造られる。低収量と穏やかな醸造プロセスとにより24ヶ月間タンクで澱とともに熟成。その後3ヶ月の瓶熟成後出荷する。この特別なテロワールは「クリュ・シャトー・テボー」として評価されている。

タボルデのトップキュヴェ。熟した柑橘系の果実味を引き締まった酸とミネラルが支える、非常に調和のとれた一本です。

土壌：キンメリジャン期の泥土と石灰岩土壌

オーク樽（天然酵母）/ ＭＬＦ有 オーク樽（仏産 600Ｌ）にて12か月の後、ステンレスタンクにて6か月

化学物質は極力使わずに造り上げるワイン。白桃やマスカットを想わせるまろやかな果実の風味としっかりとしたミネラル感のある爽快な白ワインです。

土壌：粘土石灰質（砂質ローム質）

熟成：セメントタンク 4カ月