フランスその他Other France

手摘みで収穫し丁寧に選果を行う。それぞれの品種の個性を保持するため別々に樽で12か月熟成する。瓶詰め3か月前にアッサンブラージュ。

石灰岩の岩棚が背後にある土壌は肥沃な砂利が主体で、灰色のリアス海岸の泥灰土が広がり、ワインに厚みとミネラル感を与える。口に含むと生き生きとしたアタック、程よい緊張感と心地よい余韻がある。木樽熟成の特徴である柑橘類、ハチミツ、グリルしたアーモンドのノートが現れる。

アカシアなどの白い花やグレープフルーツなどの柑橘系果実のフレッシュな香り。 口当たりは生き生きとしており、熟れた果実のボリュームがありふくよか。フルボディでレモンのようなフィニッシュ。フレッシュでアロマティックな後味が長く続く。

南仏といえばロゼ。バンドールでもロゼの人気は高い。ムールヴェードルにとサンソーを加えたシャトー・ド・ピバルノンのロゼは、南仏らしいハーブのアロマ。乳酸発酵による減酸をしていないので、酸味もフレッシュだ。ローズマリーやディルなどハーブをふんだんに使った魚介料理にぴったりのワイン。

深みのある色合いのロゼ。プラムや巨峰の香り、微かに藁やメントールのような香りが広がります。スモモのような甘酸っぱい果実味が存分に楽しめ、軽やかなタンニンが余韻に残ります。

土壌：シルト、粘土質

メルローを3日間全房醗酵後、ダイレクトプレス ステンレスタンクにて6カ月

フランス南西地方ジュランソンで造られる甘口ワイン。１０月から１１月にかけて遅摘みされたプティ マンサンを使用し、トロピカルフルーツのアロマに溢れた魅力的な味わいです。

土壌：粘土、ケイ素

フレンチオーク樽にて オーク樽にて8カ月熟成（255Ｌ、フランス産、新樽は使用せず）

僅か１ｈａの厳選した区画から造る極小生産の限定アイテムです。瑞々しい果実味と、ミントやスパイシーな印象があり緻密な造り。長期熟成で真価を発揮する最高のバンドールです。

土壌：粘土石灰質

コンクリートタンクで主醗酵後、30ＨＬの樫樽でＭＬＦ フレンチオーク樽にて18カ月熟成（アリエ産）

南仏のプロヴァンスの辛口 白。スッキリとした口当たりと塩味が特徴で、魚介類をはじめ、幅広い料理にマッチします。

土壌：ローム質粘土

コンクリートタンク コンクリートタンクにて2か月

樹齢７０年以上の古木の区画から生まれる限定生産ワイン。柑橘系のフレッシュなアロマを持ち、深みのある果実味と伸びやかな酸のバランスが素晴らしい一本。

土壌：粘土石灰質

卵型コンクリートタンク（ＭＬＦ有） 卵型コンクリートタンクにて澱とともに12カ月

メドック格付け2級シャトーが造るカベルネ フランとミュスカデルをブレンドしたブラン ド ノワール。1937年にシャトー マルゴーの大株主であったリュルトン家がシャトーを購入し、61年にはルシアンが、92年にはゴンザグ リュルトンが相続しました。スキンコンタクトは行わず、収穫後すぐにプレスして発酵。アンフォラを用いて澱とともに5ヶ月熟成。2ヶ月間、一日2回バトナージュを行っています。柑橘類、アカシア、蜂蜜のニュアンスが感じられるアロマ。すっきりとした味わいで、伸びのある酸が全体を引き締めます。
アルコール度数：12.5％

ほのかに緑がかったイエローゴールド。花とナッツの繊細なノートによって際立った白い果肉のフルーツのアロマが香る。味わいの後に柔らかなアタックが訪れる。レモンのような爽やかさと味わい深さが余韻に残る。

コート・デュ・ジュラとしてヴァン・ド・パイユは1％の生産量。シャルドネ50％、サヴァニャン40％、プールサール10％。糖度120ｇ/L、樽熟４年。

手摘みによって収穫し、丁寧に選果を行う。熟すのが遅く、収穫の最後に完熟に達してから手摘みで収穫。オーク樽で酵母皮膜（voile）の下で最低6年3ヶ月熟成させる。銀色がかった輝きの黄色。新鮮なクルミのアロマの洗練された香り。デリケートなアタックは研ぎ澄まされた味わいへと続く。

プロヴァンスの偉大なワインのひとつ、バンドール。中でもシャトー・ド・ピバルノンはバンドール屈指の造り手である。ムールヴェードルを主体としたそのワインは、ボディとストラクチャーがしっかり。その一方、南仏の太陽のおかげでタンニンはよく練れている。バンドール特有のアニマルっぽさがほのかに感じられ、ラムチョップやモツ料理との相性はすこぶるよい。

銀色がかった輝く色調は典型的なブラン・ド・ノワール。ほのかな香料の繊細な香りに支えられた若い洋梨のアロマが広がる。口に含むと繊細で持続性のある泡のボリューム感が感じられ、美しい余韻は長く、パワフルで複雑味のあるフィニッシュ。ドザージュ：5g/L

ロゼ・ニュアンスは、ピバルノンのロゼの若いヴィンテージと古いヴィンテージの継続的な飲み比べから生まれた。ロゼをカーヴで熟成させ、2年後、2回目の春以降に地中海のニュアンスを残しながら春の料理、秋冬の食事と共にサーヴィスするために出荷するという考え。2021年ヴィンテージからはマストの一部を貯蔵していたフードル樽が変わり、100％砂岩で作られる壺になった。気孔がほとんどなく、輝きと張りと純度を与える高貴な土でありながら、完全にニュートラル。この上質で繊細、ふくよかで満たされた口当たりは、豊かで繊細な風味のある世界感を醸し出す。

熟した赤い果実の力強くストレートな香り。空気に触れさせると赤と黒の果実が混じり合い、胡椒のニュアンスが生まれる。スグリ、フランボワーズ、キイチゴのような赤い果実の上になめらかなアタック。タンニンはまろやか。心地よい余韻。フィニッシュはサクランボのニュアンス。

アカシア樽で醗酵 熟成された上級キュヴェ。樽由来の蜂蜜のようなニュアンスをもちつつ、ルーセット特有の緊張感と均整の取れたスタイルのワインです。

土壌：粘土石灰質

アカシア樽（天然酵母/ＭＬＦ有） アカシア樽にて12月（228Ｌ、新樽なし）

美しく、輝きのあるルビー色。フランス語でグリオットと呼ばれるスミミザクラの実のアロマやカシスの芽、それに甘草の香りなど複雑なフレーバー。口に含むと、熟した果実の甘やかさやカカオの香ばしさが広がる。抜栓後、カラフに移すことをお薦めする。(2019VTからメインおよびネックラベルデザインが変更になりました。)