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ジュラにおけるヴァン ジョーヌの発祥地がシャトー シャロン。サヴァニャンを産膜酵母の張った状態で長期熟成。深みのある黄金色。クルミや焙煎香が香ばしく広がり、口に含むと力強いボリューム感とともにきれいな酸味が感じられる。ヴァン ジョーヌを使ったコッコ ヴァンや熟成したコンテのチーズなどと合わせてみたい。

サヴァニャンを6年間にわたって、補酒せず、産膜酵母の張った状態で樽熟成させたヴァン ジョーヌ。クルミ、アーモンド、バニラ、パン デピスなどさまざまなアロマが溢れ、口に含むとドライで豊かな酸味。独特の味わいは病みつきになる。チキン（できればブレス産）のクリーム煮モリーユ茸の風味は最高のパートナー。

厚みよりフィネスがあるスタイルを目指し、食事にも合わせやすいヴァン ジョーヌ。

ウイヤージュしているシャルドネ70％、ウイヤージュしないサヴァニャン30％のブレンド。

ヴァン ジョーヌ用の熟成中に規定前に瓶詰するキュヴェ。果実の成熟味と酸の効いたキレのある味わい。特にスパイシーさのある酒質は味わいの深みを出している。伝統的には川鱒、コンテチーズ、キッシュパイに合わせるが、パセリ入りバターに良く合うので、エスカルゴや、グルヌイユ等もいい。

ポルトガルではバスタルドの名で知られるトルソー。フランスでほぼ唯一栽培されているジュラでさえ希少な品種だが、ピノ ノワールやプルサールと比較して色味が濃く、長期熟成も可能。若いうちはグリオットチェリーなど赤い果実の風味が華やかに感じられ、熟成が進むと香りにも動物的なニュアンスが生まれ、ジビエと合わせたくなる。

2年樽で澱とともに熟成。亜硫酸無添加。繊細なミネラルや白い花、レモンの軽やかなアロマ。ほのかなオークや、火打石やミネラルを感じ、呼格のあるボディ、力強さをもつ。余韻は長い。

ウイヤージュ（補酒）するモダンなスタイル。Guille Bouton（ギーユ ブートン）は畑名。

バラやライチのアロマに新鮮なスパイスやエキゾチックフルーツの風味が重なる複雑な香り。芳醇さと酸味の整ったバランスのよいオレンジワインです。

土壌：青色泥灰土壌

ステンレスタンク（土着酵母）にて15日間のマセレーション、主醗酵後マロラクティック醗酵 ステンレスタンクにて7か月

マディラン屈指の銘醸生産者シャトー ダイディが、地ブドウをブレンドして造ったフレッシュな白ワイン。澱とともに熟成することで、コクのある味わいと華やかなアロマを生み出します。

土壌：粘土石灰質

熟成：ステンレスタンク熟成 6カ月（シュール リー）

透明感のある淡いイエロー。香りは樽醸造したシャルドネに由来するヘーゼルナッツや、パイナップルなどのエキゾチックな果実、それに柑橘類などの複雑さ。ボリューム感たっぷりのまろやかな口当たりだが、きれいな酸味が新鮮さを醸し出し、絶妙のバランス。(2021年ヴィンテージからメインおよびネックラベルデザインが変更になりました。)

極甘口。世界の１００ワインに選ばれたジュランソンの極上甘口ワイン。果実味、酸味、とろりとした厚みは絶妙なバランス。プティ マンサンの神髄の名に相応しく、長期熟成にも耐える銘酒です。

オーク樽（新樽） オーク樽熟成 24カ月（新樽比率100％、225Ｌ）

ジュラ アルボワを代表する家族経営のワイナリー。芳醇なアロマをもち、柑橘果実を想わせるピュアな果実味と豊かなミネラル感が心地よい。ヘーゼルナッツを想わせる余韻も魅力です。

土壌：粘土石灰質土壌

ステンレスタンク（土着酵母）、主発酵後マロラクティック醗酵 オーク樽にて12カ月（仏産/500Ｌ及び228Ｌ）

パッションフルーツやエキゾチックフルーツのアロマに仄かにスパイスやキンモクセイの香りが現れます。持続性がある酸と長い余韻をもつ味わい深いワインです。

土壌：リアスの青色泥灰土壌

ステンレスタンク（土着酵母）、主発酵後マロラクティック醗酵 オーク樽にて36カ月（仏産/228Ｌ及び大樽）

一部をヴァン ジョーヌのように産膜酵母をつけて熟成したキュヴェ。フロール由来の独特な香りは、美しさと複雑さを兼ね備えています。非常にバランスがとれた一本です。

土壌：粘土石灰主体、一部青色泥灰土壌

ステンレスタンク（土着酵母）、主発酵後マロラクティック醗酵 オーク樽にて48カ月/サヴァニャンは産膜酵母下で熟成

最上区画のタナを使って造られるオーク樽のマディラン。タンニンが豊富で、完熟した果実の風味と重厚なコクが素晴らしいこの地方屈指の銘醸ワインです。

土壌：粘土、石灰質、小石

オークカスクにて（マセラシオン25日間）、ＭＬＦ有 フレンチオーク樽24カ月熟成後、コンクリートタンクで12か月熟成

南仏といえばロゼ。バンドールでもロゼの人気は高い。ムールヴェードルにとサンソーを加えたシャトー・ド・ピバルノンのロゼは、南仏らしいハーブのアロマ。乳酸発酵による減酸をしていないので、酸味もフレッシュだ。ローズマリーやディルなどハーブをふんだんに使った魚介料理にぴったりのワイン。

プロヴァンスの偉大なワインのひとつ、バンドール。中でもシャトー・ド・ピバルノンはバンドール屈指の造り手である。ムールヴェードルを主体としたそのワインは、ボディとストラクチャーがしっかり。その一方、南仏の太陽のおかげでタンニンはよく練れている。バンドール特有のアニマルっぽさがほのかに感じられ、ラムチョップやモツ料理との相性はすこぶるよい。