パリサーエステートPalliser Estate
ニュージーランド・ワイン界をリードする誰もが認める第一人者
北島最南端のパリサー岬からその名をとった『パリサー・エステート』は、その卓越した品質によりワイン・ショーやワイン誌で成功し、1990年代前半にはニュージーランドを代表する生産者に数えられるようになりました。
1998年ロンドン・インターナショナル・ワイン・チャレンジで世界No.1ソーヴィニヨン・ブランに輝き、ピノ・ノワールで銀賞を獲得。同年日本で初めて開催されたジャパン・インターナショナル・ワイン・チャレンジではNo.1リースリングの栄誉を受けました。
この他国内外で数多くのトロフィーやメダルを獲得しており、今や世界でも有数の白ワイン・メーカーとしての地位を確立しました。
創業者リチャード・リッジフォードの引退後、2015年に後任として、10年間パリサー・エステートのアシスタント・ワインメーカーとして従事していたピップ・グッドウィン女史が最高責任者に抜擢されました。今日もコンスタントにハイクオリティワインを送り出しています。
パリサー・エステートの造る2つのシリーズ
パリサー・エステートでは「エステート」と「ペンカロウ」と2つのレンジでワインがリリースされています。
エステート・シリーズ
マーティンボローにある自社畑の最高品質ブドウが主体。長期熟成タイプで、酸味、アルコールが強く、はじめは引き締まっていますが時間と共に凝縮した香りがほどけはじめエレガントな複雑さを現します。
ペンカロウ・シリーズ
早くから楽しめるようソフトな果実味としなやかな酸味を持つリーズナブルなワイン
また、パリサー・エステート全生産量の9割は自社畑のブドウを使用しています。
マーティンボロー・テラスの自社畑について
パリサー・エステートは「テラス」と呼ばれる何層にも重なる堆積土壌の土地に7つの自社畑を所有しています。マーティンボローの主要な土壌は沖積土壌で、中心地は粘土質やローム質の重い肥えた土壌が多いのに対して、川沿いのテラス周辺は砂利質土壌が広がり、地層は40ー50mと非常に深いのが特徴です。
南東のペンカロー湾から吹き込む強風の影響で、春先の芽吹きが不安定で低収量となり、一般的に小粒で果皮が厚い実が成ります。
醸造家アラン・ジョンソンについて
アラン・ジョンソンはニュージーランドのホークス・ベイで育ちました。オーストラリアのローズワーシー大学で醸造を学んだ後、ケイペル・ヴェイルで4年間ワイン造りに携わりました。
アランはオーストラリアでワイン醸造に携わるうち、ニュージーランドのほうが、より香り高く余韻のあるワインが造れるのではと考えるようになり、1990年に『パリサー・エステート』に参加することとなりました。
3つのサステイナビリティ
パリサー・エステートは3つの側面からサステイナブルに取り組んでいます。
土壌(自然環境)、人間(地域社会)、ビジネス(企業責任)3つがサステイナブルであることが条件です。この3つがバランスよく機能することで、高品質ワインを安定的に生産することが可能になると考えています。
パリサーの環境に配慮した取り組みは、2004年に環境マネジメントシステム国際規格ISO14001の認証を受けた世界最初のワイナリーの1つとなるなど高く評価されています。
また2009年にはCEMARS(Certified Emissions Management And Reduction Scheme 一二酸化炭素などの排出削減規制管理の認証)を受けています。