ジェイ ヴィンヤーズ アンド ワイナリーJ Vineyards & Winery
ジェイ ヴィンヤーズ アンド ワイナリー早わかりポイント
- シャンパーニュと同じ製法で手掛けるスパークリングワイン専門ワイナリーとして誕生
- ブリュット・ロゼは2022年の年間トップ100ワインに選出の実力
- 現ワインメーカーは、2022年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝いたニコール・ヒッチコック
- ロシアン・リヴァー・ヴァレーの冷涼な気候を活かしたスティルワインも大人気
力強い女性のリーダーシップで紡ぐ、ソノマのエレガンス
1986年、ジュディ・ジョーダンによって設立されたJ・ヴィンヤーズ&ワイナリーは、カリフォルニア屈指の銘醸地ソノマ郡ロシアン・リヴァー・ヴァレーに拠点を置く実力派ワイナリーです。同地を中心に10の自社畑を擁し、テロワールの個性を最大限に引き出したワイン造りを行っています。
創業当初よりスパークリングワインのスペシャリストとして歩んできたその真髄は、伝統的な「瓶内二次発酵(トラディショナル・メソッド)」にあります。冷涼な気候がもたらすフレッシュな酸と気品あふれる味わいは、まさにジェイ・ヴィンヤーズの象徴です。
ラインナップには、ワイナリーの20周年を祝して誕生した不動のフラッグシップ“J Cuvee 20 Brut”や、カリフォルニア各地の厳選されたブドウの魅力を凝縮した“J California Cuvee Sparkling”などがあり、いずれも妥協のない品質を誇っています。
その卓越した技術は世界的な評価も高く、2022年には米誌『Wine Enthusiast』の年間TOP100において、21,000本を超えるワインの中から“J ブリュット・ロゼ NV”が第11位にランクイン。近年ではスパークリングのみならず、ソノマの冷涼な気候を映し出したピノ・ノワールやシャルドネといったスティルワインにおいても、確固たる地位を築き上げています。
この卓越した品質を支えるのが、2015年に就任し、2022年にWine Enthusiast 誌の「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた醸造家ニコール・ヒッチコックの手腕。
また2025年は、地元カリフォルニアで結成されたWNBA(女子プロバスケットボールチーム)『Golden State Valkyries』の公式スパークリングワインに。女性が創設・現在も女性醸造家が活躍するJヴィンヤーズとして、あらゆる分野の女性たちにもそっと寄り添い続けています。
Jヴィンヤーズ&ワイナリーの歴史
Jヴィンヤーズ&ワイナリーの物語は1986年、ジュディ・ジョーダンがスパークリングワイン専門のワイナリー設立という夢を追いかけたことから始まります。
創業者ジュディ・ジョーダンは、ソノマの人気ワイナリー“ジョーダン・ワイナリー”の創設者トム・ジョーダンの娘として、ソノマのワイン産業が急成長する活気あふれる環境の中で育ちました。しかしながら、最初からワイン造りを志していたわけではありません。
スタンフォード大学在学中は地球科学・地質学を専攻し、卒業後は地球物理学の研究に従事。その後、家業に戻り、ワイン醸造を経験したことで『スパークリングワイン専門ワイナリーの設立』という夢へと進んで行ったのです。
大学で地質学を学んでいた彼女は、土壌がブドウの味わいに与える影響を深く信じていました。その知識を活かして彼女が選んだ場所は、霧深く、複雑な火山性・堆積性土壌を持つロシアン・リヴァー・ヴァレー。ここはシャンパーニュと同じ伝統的製法(瓶内二次発酵)で造るワインにとって、まさに理想のテロワールだったのです。
設立当初はスパークリングワインのみを生産していましたが、ジュディはこの土地のポテンシャルを確信し、1994年に初の単一畑ピノ・ノワールをリリース。その後もシャルドネやピノ・グリなど、今ではJヴィンヤーズを象徴するスティルワインの生産も本格化していきました。
そして、2015年、ワイナリーはブランドをさらなる高みへ引き上げるため、世界最大級のワイン企業であるE. & J. ガロ社の傘下へ。同年、現在もワインメーカーを務める、ニコール・ヒッチコックがJヴィンヤーズに加入します。
ニコールは、Jヴィンヤーズでのワイン造りを継承しつつ、その手腕を大いに発揮してさらにより良いものへと向上。
その成果は、2022年にワイン専門誌『ワイン・エンスージアスト』の年間TOP100ワインにおいて、“J ブリュット・ロゼ NV”が11位にランクインしたこと、また同年、ニコール自身も同誌の「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選出されたことからも証明されています。
ちなみに、創業者のジュディは、ガロ社にワイナリーを託した後、農業や醸造学を志す若い女性たちを支援する非営利団体「WG Edge」を立ち上げ、次世代の女性リーダー育成に注力。
自らの夢を実現し、現在は次世代の女性たちを支援するジュディの意志は、Jヴィンヤーズのワイン一滴一滴の中に今も脈々と受け継がれています。
Jヴィンヤーズの畑とワイン造り
Jヴィンヤーズの卓越したクオリティの根幹にあるのは、ロシアン・リヴァー・ヴァレー(RRV)がもたらす理想的なテロワールです。この地特有の霧の多い冷涼な気候と、火山性・沖積土壌が複雑に入り組む多様な土壌構成は、ピノ・ノワールやシャルドネにとって最高の環境です。特に冷涼な気候は、収穫を遅らせてもブドウに高い酸と低い糖度をもたらし、高品質なスパークリングワインに不可欠なエレガンスを約束してくれます。
スパークリングワイン造りにおいて最も重視されるのは、特定の畑の個性よりも、一貫したハウススタイルの構築。ワインメーカーは、春先に数十ものタンクに揃う各畑のベースワインを慎重に吟味し、過去のリザーヴワインを加えながら、緻密なパズルを解くように複雑味あふれるブレンドを丹念に組み上げていきます。
また、醸造工程には旧世界の伝統と最先端のこだわりが共存しています。ブドウは鮮度を保つため、すべて夜間に手摘みで収穫。その後、カリフォルニア州でも数台しか存在しない非常に希少な「コカール社製プレス機」を用いて極めて優しく圧搾されます。この丁寧な抽出により、渋味や苦味を抑えたクリーンで爽やかな口当たりが生まれます。
こうした細部への徹底したこだわりはスパークリングワインだけに留まらず、すべてのスティルワインにも注がれています。テロワールへの深い理解と、妥協のない醸造工程の融合。それが、世界中の愛好家を惹きつけてやまない、Jヴィンヤーズの一貫した美学なのです。
現ワインメーカー、ニコール・ヒッチコックについて
2015年から、Jヴィンヤーズの醸造を牽引しているのが、ワインメーカーのニコール・ヒッチコック。 カリフォルニア大学デイヴィス校でブドウ栽培学・醸造学を学び、さらにソノマ州立大学ワイン・ビジネス・インスティテュートでMBA(経営学修士)を取得。ワイン造りと経営の両面に精通したリーダーとして、ワイナリーを率いています。
現在、ニコールは Jヴィンヤーズ の4代目ワインメーカーとして、醸造を統括。ロシアン・リバー・ヴァレーやソノマ・カウンティの冷涼な気候で育ったブドウを活かし、世界水準のスパークリングワインとスティルワインを生み出し続けています。
2022年には Wine Enthusiast 誌より「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選出。Jヴィンヤーズに受け継がれてきた力強い女性リーダーシップの伝統を体現する存在として、熱意と先進的な視点をもってワイン造りに挑んでいます。
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