パッツ&ホールPatz & Hall
重厚さとフィネスの共存
最高のカリフォルニアピノノワール&シャルドネ
ワイン業界に精通した才能あふれる4人によって設立
パッツ&ホールはドナルド・パッツ、ジェイムス・ホール、アン・モーゼズ、へザー・パッツの4人により設立されたカリフォルニアを代表するピノノワール&シャルドネのワイナリーです。
彼ら4人の経験と技術によって造られ、パッツ&ホールは一世を風靡するカリフォルニアの芸術的なブランドとなりました。
ジェームズ・ホールとアン・モーゼズはフローラ・スプリングズ、ホーニッグ・セラー、ファー・ニエンテ、スプリングマウンテンヴィンヤード、マリマートーレス、ケイン・ヴィンヤード等の上質なワイン生産に携わってきました。そして二人そろって素晴らしいワイン醸造の才能をこのパッツ&ホールチームに遺憾なく発揮しています。
ドナルド・パッツはフローラ・スプリングズでセールスとマーケティングを担当し、その後パッツ&ホールにフルタイムで専念する1995年までジラード・ワイナリーで働いていました。アン・モーゼズがカリフォルニア内のセールス&マーケティングを担当する一方、ドナルドはアメリカ国内のレストランや小売店の営業に専念しています。 へザーパッツは接客や直販のセールス部門を担当。パッツ&ホールの直販では毎年12以上の工芸的なワインを造っています。
ゴールは一つ。最上級のピノ&シャルドネを造ることだけ
1998年にパッツ&ホールが設立して以来、彼らのゴールはカリフォルニア最上級のシャルドネとピノノワールを造ること。
実際、ワッシーズで開催したセミナーの中でも「他に造りたい品種は?」の質問にドナルド・パッツ氏は「ピノとシャルドネだけで十分さ」と答えられていました。
自社畑は持たず葡萄栽培者とともに歩む
パッツ&ホールは最高のぶどうを使った最高のワインを造るのに最適だという判断からは自社畑を持っていません。設立当初からパッツ&ホールは最高の畑を捜し求め、その畑のオーナーと共に畑で働き、パッツ&ホールのワインを造る為に最良なぶどうを育てています。多いときでは週に2回はそれぞれの畑をチェックし品質を確認に行くほど。
そうやって畑のオーナーとの関係をじっくりと育んだ結果、ナパヴァレーやロシアン・リヴァーヴァレー、メンドシーノカウンティ、ソノマコースト、モントレーのサンタルチアハイランズの素晴らしい畑にめぐり合うことができました。今日、これらのぶどう栽培家はパッツ&ホールファミリーの一員として、このダイナミックなビジネスの一躍を担っています。
パッツ&ホールはヴィンテージを重ねながらドラマティックなフレーヴァーや魅惑的な舌触り、味わいとアロマの絶妙なハーモニーを持った個性的なワインを造っています。
ワイン醸造について
畑の個性を引き出すことが全てだというパッツ&ホールの醸造はシンプルで伝統的なブルゴーニュスタイル。その土地土地の個性をワインを通して表現したいと思っています。
畑の個性を表現するのにとても重要なのが樽選び。今年とても良い樽にめぐり合っても、翌年同じ樽をかったら全く品質が違う・・・なんていうことはよくあるのだそう。
樽の品質の違いがワインの味わいに影響を与えてはいけないと考えるパッツ&ホールは、樽のクオリティを一定にするためになんと、樽の材料となる樽材を毎年購入し3年間ストックするシステムを作り、フレンチオーク樽を特注しているのだとか。 この特注の樽を使うことでとても複雑味のある、スパイシーで甘い樽のフレーバーをワインに与え、反対に多くの樽に見られる木っぽい収斂製やざらざらしたタンニンをワインに出さなくなります。
実はこのシステムをとるのはパッツ&ホールとロマネコンティだけ・・・だとか!?
この特別なステップがパッツ&ホールがほとんど新樽をつかっているにもかかわらず、バランスの取れた表現力のあるワインを造ることにつながります。