メルカMelka
スター・コンサルタント『フィリップ・メルカ』の
プライベート・ブランド
過去20年以上の間、ブライアントファミリー、ハンドレッドエーカー、ダナ・エステ―ツなど数々のプレミアムワイナリーで醸造を担当し、ミシェル・ロランと並びスターワインコンサルタントとして知られる、フィリップメルカ。
メルカ・ワインズは、醸造家でありスターコンサルタントであるフィリップ・メルカ が1996年に設立した自身のブランドです。
メルカ・ワインズが手掛けるワインといえば、ひと目見ただけで記憶に残るラベルにプリントされた『目』。じつはフィリップ・メルカ自身の目が象徴的に使われており、彼の情熱とワイン造りの信念が彼の目を通して、垣間見えることを表しています。
メルカワインズでは様々な試行錯誤の結果、現在は4つのブランドを展開しています。
メルカ・ワインズの手掛ける4つのブランド
メティス/METISSE
特筆すべきナパ・ヴァレーのシングル・ヴィンヤードから造られるワイン・シリーズ。『メティス』はフランス語で「文化の融合」を意味しています。
この言葉には、元々のコンセプトであるボルドー品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド―)のブレンドという他に、フランス人のフィリップ・メルカとアメリカ人の妻シェリーの精神の融合という意味が込められています。
ファースト・ヴィンテージは 1996年。当時はフィリップ・メルカがコンサルティングを行っているナパ・ヴァレー全域に及ぶクライアントとの関係を通じて、高品質の葡萄を調達してブレンドしていました。
2003年にジャンピング・ゴート・ヴィンヤードのジム・ギャンブル夫妻と知り合ったことをきっかけに、現在メティスは単一畑のみを手掛けるブランドになっています。
単一畑のワインを造ることで、メルカ・ワインズの『土地の個性をより強く打ち出す』というコンセプトを最大限に表現しています。現在は セント・ヘレナの東斜面にある自社畑「モンブルー」もメティス・シリーズで造られています。
メケラ/MEKERRA
メケラは、ソノマのナイツ・ヴァレーAVAに2001年に購入した自社畑から造られるのワイン。フィリップ・メルカの父に敬意を表して、父の生家アルジェリアの故郷を流れる川の名前を付けました。メケラのイメージ・カラーである青色もこの川から由来したもので、メルカワインズの他のシリーズ同様にラベルにプリントされた瞳も、メケラは青くなっています。
標高760mの高地で、急斜面、日の光が様々な方向で入ってくる非常に魅力的な畑から、一種類の赤と二種類の白ワインを造っています。
マジェスティック/MAJESTIQUE
アメリカを含む世界各国の厳選した畑から調達したブドウから造られるのがマジェスティック・シリーズ。特に石灰質土壌のシラー、カベルネ・フランと粘土質土壌のメルロにこだわっています。現在、米・カリフォルニアと仏・サンテミリオンのワインを造っています。
シージェイ/CJ
CJは、フィリップ・メルカの二人の子供、Cloe/クロエとJeremy/ジェレミーの頭文字を取り命名されたシリーズで若々しく気軽に楽しめるワインをコンセプトにしています。ナパ・ヴァレーの東、ヴォカ山の麓、スタッグス・リープAVAの東側に当たる「ソーダ・キャニオン」からの葡萄を主体に使用し、リリース直後でも楽しめ、シングル・ヴィンヤードより手が届きやすい価格帯のワインとして、創業年でありジェレミーの生まれ年でもある1996年から造り続けています。