ワイン名「MCM88」は、創業者3人のプロジェクトにとって重要な数字で、この特別なワインに命名しました。
MCMは、創業者Max Thieriot(マックス・ティエリオット)、Christopher Strieter(クリストファー・ストライター)、Myles Lawrence-Briggs(マイルス・ローレンス=ブリッグス)の3人の頭文字であり、MCMはローマ数字で1900のことです。それに、3人の生まれ年88を加え、「1988年」を表しています。
■ワイン評論家ジェブ・ダナックのコメント
「95点」。黒系や青系のベリー、香ばしいベーキング・スパイス(ナツメグとカルダモンなど)、ブラック・ラズベリーのリキュール、森林の土壌の香りが瑞々しく立ち上がります。
丸みのある果実味は、ブラックチェリー、チャコール・グリルのニュアンスが口の中いっぱいに広がります。銘醸畑キーファー・ランチらしい華やかさをリリースしたてから楽しめ、ヴィンテージから今後15年は熟成するでしょう。
■ヴィンテージついて
2021年は雨が少なかったですが、海岸に近い涼しい地区での利点を生かした葡萄栽培が出来ました。カリフォルニアのいくつかの地域が異常に暖かかったのに対し、沿岸部は穏やかで安定していた為、畑の個性をそのままワイン造りに反映させることができました。
慎重に収量を調整し、熱波を心配することなく望み通りの生育期間を確保し、沿岸部の特徴である酸の質を保ちながら、完熟を促すことができました。もちろん、雨の少なさは葡萄の樹にとって水不足ではありますが、沿岸部は厳しい暑さの日が少なかったため、過度なストレスを受けることはありませんでした。
全体として、シャルドネもピノノワールも当たり年となり、輝きがあり、凝縮感があり、熟成を十分に期待できるヴィンテージとなりました。
■畑について
キーファー・ランチ・ヴィンヤードは、著名なワイナリー(コスタ・ブラウン、フェイラ、ローリング、フリーマンなど)もつかう銘醸畑です。
ソノマ/ロシアン・リヴァー・ヴァレー内の地区グリーン・ヴァレーの、やや北部、なだらかな南向きの丘に位置し、看護師のマーシー・キーファーと、今は亡き医師の夫ロバート・キーファーが1985年に購入しました。1988年に、リンゴ園だった場所に16haのピノノワールと4haのシャルドネを植樹しました。
現在、オーナー&栽培管理は、マーシー・キーファーと息子のクレイグ・ストレーロフが行っています。水はけの良いゴールドリッジ堆積土壌で、ピノノワールの栽培に適しているとして高い評価を受けています。
■醸造について
フレンチオーク樽(新樽35%)で10か月間熟成しています。アルコール度14.6%。
■センシーズ・ワインズについて
センシーズは、3人の幼稚園からの幼なじみの夢のプロジェクト!
クリストファー・ストライター、マックス・ティエリオット、マイルス・ローレンス=ブリッグスの3人は、カリフォルニアを代表するワイ ンメーカーのひとり、トーマス・リヴァース・ブラウンと提携し、彼らの家族が所有するソノマ・コーストの有名な葡萄畑から世界クラスのワインを生み出そうと2011年に創業しました。
その後、カリフォルニア北部にある数々の著名畑から葡萄を調達しラインナップを増やしています。その中心となるセンシーズの自社畑は、ウエスト・ソノマ・コーストとロシアン・リヴァー・ヴァレーに位置し、具体的には創業者3人が育ったオキシデンタルの町の近郊に位置しています。
センシーズでは、ブドウが栽培される畑の自然で明確な個性の表現を目指しています。葡萄畑こそが最大の資産であると考えており、ワイン造りにおいて、葡萄の樹1本1本を丹念に育て、ヴィンテージの特徴を捉え、ワインに複雑さとフィネスを探求しています。
また、センシーズが造るワインは、ワイン専門誌や評論家などの評価も高く、高得点ワインを数多く生産しています。
- Senses Pinot Noir MCM88 (keefer Ranch) Russian River Valley[2021]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ロシアンリヴァーヴァレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- ピノノワール100% おすすめピノノワールを見る
- 750ml